ポイントサービスをリニューアルした FXトレード・フィナンシャル社の未来は?

by Forex Magnates at 22 November, 2013 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 国内業者 | 国内総合

fxtrade 株式会社FXトレード・フィナンシャルは、14日にポイントシステムをリニューアルした。同社が提供するポイントは「FXTFポイント」と呼ばれている。旧システムでは月次での取引量に応じたポイントを付与し、そのポイントに応じてキャッシュバックできるのみのサービスであった。今回のリニューアルでは、新たに「Gポイント」への交換が可能となった。「Gポイント」を介せば、ANAマイルや、Suica、nanacoなどの交通系・流通系へのポイント交換が可能なので、同社顧客の利便性向上と取引量増加に一役買っていることになる。

 ポイント市場は、1兆円規模と言われており、便利なポイントに交換できるとなれば尚更だ。しかし、他社ポイントへの交換サービスは、外為どっとコムやセントラル短資FXなどのFX専業会社でも導入されており、顧客囲い込みへの差別化ができず、むしろ顧客離反を防ぐための施策といえるだろう。また、「Gポイント」への交換では、交換したポイント相当額の数%程度を「Gポイント」を運営するジー・プラン株式会社へ支払わなければならないので、販売費の増大が見込まれる。

 2013年3月期の税引後利益は、約3.6億円に対して、販売費は、約14億円。今でこそ、アベノミクスやオリンピック相場によって取引が活況であるが、目下、取引活況の材料が無くなると赤字転落する可能性も否めない。なぜならば、取引が活況あればあるほど、顧客へのポイント付与が増えるので、次期決算でのポイント引当金上昇に伴い販売費が上昇する。次期の取引が低迷すれば、増大した販売費がカバーしきれなくなり、赤字転落してしまう。2010年3月期では、販売費約5.5億円に対して、約3,500万円の利益しか出ていない。単純計算で、現在の状態のまま取引量のみ2010年3月期と同程度になれば約9億円の損失が発生することになる。もちろん、販売費の全てがポイント引当金というわけではないのだが。

 また、同社のポイントの有効期限は現状1年だが、他社との差別化のため、有効期限を伸ばすとその分だけポイント引当金額が上昇することになる。ポイントをコストセンターとならないように上手く運用していくのが同社の課題といえよう。

決算期 税引後利益(千円) 販売費および一般管理費(千円)
2013.3 369,185 1,418,880
2012.3 258,153 1,024,703
2011.3 15,652 633,426
2010.3 35,476 556,406
2009.3 -268,752 298,919
2008.3 -72,491 74,240
2007.3 -12,503 12,568

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この記事はWESTERN Incのオリジナル記事で、英語での原文はございません。

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