FXCM社の第3四半期の財務状況および事業トレンドのレビュー

by Forex Magnates at 21 November, 2013 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 海外業者 | 海外総合

 過去に行なったように今回は、FXCM社がSEC(米証券取引委員会)に提出した10Qの発表と業績に関するカンファレンスコールを受け、同社の2013年第3四半期の財務状況について詳しく検討したい。今月初めの報告書で、FXCM社は収益が1億1,300万ドルで512万ドルの損失が発生したと発表した。収益は2013年第2四半期との比較では19.2%の減少となった。

英国の規制が同社に損失をもたらす

 FXCM社の損失は1,500万ドルの損失引当金を計上したことによるものである。これは英国の規制当局に対する潜在的な支払いに見合うものとして引き当てられた。この引当金は、2012年9月から実施され現在継続中である2010年8月までの注文について発生した、執行の遅延に関するFCA(英金融行為監督機構)の調査に基づくものである。FXCM社の10Qによると、2013年10月にFCAは同社に対し「継続中の過去の取引執行の慣行についての調査に関して、英国とFSLが早期和解に至る機会を提供する警告通知書案とともに正式な和解案」を示した。

 FXCM社に関しては、現時点において1,500万ドルという額で本件についての潜在的な支払いをすべてカバーできるかどうかについて決定的な答えはないが、FCAが和解案を示していることから、規制当局との間で最も信頼のおける額について議論されていると考えてもよいだろう。

リテール取引高100万ドルあたり収益

 四半期中、リテール取引高100万ドルあたり収益(RPM)は再び90ドルから89ドルに減少した。同社はPRMについて90~100ドルを目標としていることを正式に示している。FXCM社によれば、RPMの減少は「2013年9月30日までの3か月については取引高に占める円ベースの通貨ペアの取引の割合が高く、こうした取引の利幅は小さい」ことによるものである。

地理的分布

 アジアに関しては、四半期中FXCM社のリテール取引高の47.1%を占めており、取引額は2012年第3四半期以降最大となった。しかし以下に示すとおり、FXCM社の取引の地理的分布については過去2年間きわめて一貫してきた。この数字からは、アジアが業界内で最も注目を集めている市場である一方、地域的な成長は周期的なビジネスであり、グローバルな取引高には多かれ少なかれ一致していないことが示されているようだ。

FXCM Regional Retail Volume Percentages

FXCM Regional Retail Volume Percentages

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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