ニュージーランドを揺るがす史上最大の出資金詐欺、首謀者は10年間刑務所へ

by Forex Magnates at 18 November, 2013 カテゴリ: その他 | 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外その他 | 海外総合

 今年8月に事件が公になってからその行方が注目されていた、ニュージーランドがその金融市場経済を確立して以来、史上最大となるポンジ・スキーム(出資金詐欺)に遂に、本日判決が下った。加害者であるRoss Asset Management社のDavid Ross被告に、SFO(Serious Fraud Office:重大詐欺捜査局)とニュージーランドの金融規制当局であるFMA(金融市場庁)との合同捜査の結果、ウェリントン地方裁判所から、10年10ヶ月の刑務所での服役が言い渡された。SFOとFMAの合同調査は、昨年10月に、自分の資金を引き出すことができなかったRoss被告の顧客からのFMAへの苦情がきっかけとなり、開始された。

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 非常に価値あるアジア太平洋地域に近接しているニュージーランドは最近、最小の官僚的な干渉で事業を行えるFX会社の戦略的な場所になっており、昨年、FMAは、金融市場参加者の活動が監督される方法を安定化するために、隣国オーストラリアの先例にならって、一連の規則を設定している。

 Ross被告の場合、3つ虚偽の会計と1つの窃盗の容疑となっているが、彼はAFA(Authorized Financial Adviser:認可金融アドバイザー)を取得するための虚偽の申請をFMAに故意に行っていたなどに関する3つの容疑の罪について認め、また多くの資産クラスにおいて顧客の投資を不正に報告することによってポンジ・スキームを行ったことを認めている。

 また、決して存在しない架空のブローカー“Bevis Marks”を通じて、大きなポーションの顧客資金が投資された結果、2012年9月には3億8,500万ドルを超える虚偽の投資ポジションに膨らんだ。2000年6月~2012年9月までの間の架空の有価証券取引によって、虚偽の利益3億5,100万ドルが生み出された結果、顧客全体の“本当の損失”は1億1,500万ドルを超えることとなった。

 SFO、ディレクターのJulie Read氏は「1,200人の顧客がこの破滅的な被害を被っています。財政的な損失は個人に重大なだけでなく、ニュージーランド経済に投資する投資家に影響を及ぼす恐れがあります。SFOは、こういった類の犯罪の再発を防ぐために、金融犯罪と戦い続けなくてはなりません。」と述べた。

 FMA、CEOのSean Hughes氏は「来年からは規制当局の下で、顧客のポートフォリオを管理する金融アドバイザーは、彼ら自身で顧客の資金や財産を保持することができなくなります。」と述べている。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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