未来はブラックボックスの中か?TickCOM社、iSTRATのサービスを開始

by Forex Magnates at 12 November, 2013 カテゴリ: FX取引サービス | 海外FX取引サービス | 海外総合

istrat フォレックス・マグネイトは今年1月に、デンマークの金融テクノロジー会社であるTickCOM社が自動取引商品の提供開始によりリテール市場への参入を計画していると報じた。この報道の後、同社は現在市場向け自動取引商品であるiSTRATのサービス提供を開始している。iSTRATは、TradencyやCurrenseeなどの商品と同様に数々の多様化戦略を提供し、ユーザーはこれらからコピーする戦略を選択し、自らの勘定で自動的に実行することができる。しかしこれらの商品やソーシャル・トレーディングの戦略とは異なり、iSTRATの戦略はTickCOM社の定量化エンジンによって作成された自社製モデルである。ここでは1,000もの戦略が生みだされ、ユーザーは選択可能な各シンボルの現在上位100のアルゴリズムの提供を受けることになる。

 この商品は、現在ブローカーのプラットフォームに接続可能なスタンドアローンのプラットフォームとして提供されている。さらに、iframeバージョンは企業のプラットフォーム内への統合が可能である。

未来はブラックボックスの中か?

 iSTRATや同種の商品を採用するにあたっての大きな疑問の一つは、ユーザーがブラックボックスとなっている戦略に興味を持つのか否かという点である。こうしたブラックボックス型商品では、ユーザーが提供されるのはパフォーマンスデータであり、ユーザーはこれによって異なる市場においてどの戦略が最も適したものであるかを決定することができる。しかし、アルゴリズムの技術的な詳細は、ユーザーに対して隠されたままである。一方、これは分配されたEA(エキスパート・アドバイザー)あるいはPAMM口座の買い手が経験するものと何ら違いはない。これらの商品では詳細な情報を提供するため、一般的には会社の販売員が対面である種の説明を行う。ブラックボックスの場合は、トレーダーはアルゴリズムとパフォーマンスに左右されることになる。さらに、iSTRATなどの商品はトレーダーにポートフォリオ管理の活発化を求めるものである。これは必ずしも悪いことではないが、トレーダーが可能な限り単純で手のかからないことを目指す大半の自動取引商品とは異なるものである。

 商品を実際に操作してみた意見としては、戦略を選択しブラックボックスとなっているアルゴリズムのポートフォリオを管理する手続きは、大部分のリテールユーザーにとって扱いにくく感じられよう。これは、初心者トレーダーのニーズを満たすようなインターフェースの発展とともにやがて変わってくるかもしれない。しかし、この商品の人気が高いと見られるのは、それを代替プラットフォームとして利用しようと考える人々がいるからだろう。具体的には、TickCOM社はiSTRATのポートフォリオによって取引高の増大が見込めるとして販売を行っている為、マネーマネージャーにとってTickCOM社のアルゴリズム戦略ライブラリーへのアクセスは魅力的なサービスであるかもしれない。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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