バイナリーオプション業界最新事情:トレーディング・シグナルの増加と規制当局の動向

 バイナリーオプション業界の最近の出来事を振り返ってみると2つのトレンドが生じていることがうかがわれる。トレーディング・シグナルの増加と業界に対する規制当局の監視の強化である。トレーディング・シグナルに関しては、ディレクショナルな動きへの注目が高まる中でデュレーションベースのバイナリーオプション市場向けにぴったりの商品となっている。現在、トレーディング・シグナルは会員制のマーケットプレイスを介して顧客に提供されている。トレーダーはどのシグナルに従うかを選択し、参加ブローカーと接続することができる。さらに、ブローカーはプロバイダーと提携し、自社ブランドによるシグナル商品を創設することができる。

Algo Alerts社は新ウェブサイトを公開

 現在、バイナリーオプション・ブローカーのTrading247社と提携しているAlgo Alerts社では、加入者に対し自社製ウィジェット、SMSおよび電子メールによって毎時トレード・シグナルを提供している。今年6月に公開された同社のウェブサイトではアナリティクス・プロバイダーのFaunus Analytics社と提携してトレーディング・シグナルの提供を行っている。このサイトと商品は最近アップデートが行われ、電子メールとSMSによるアラートが追加されたものである。シグナルは月次ベースで提供される。また、Algo Alerts社によるとブローカーパートナー経由であれば無償で提供を受けることも可能ということである。

Algo Alerts Signals

Algo Alerts Signals

SetOption社、Faunus社のシグナルも取扱い開始

 同じくFaunus Analytics社をトレーディング・シグナル提供ニーズに対応するための提携先として選んだのがバイナリーオプション・ブローカーのSetOption社である。同社は今週、Faunus社によるトレーディング・シグナルを顧客に提供すると発表した。この案件は今年初めに発表されたFaunus社とiOption社の提携に類似したものである。Faunus Analytics社の最高開発責任者であるPavel Bykov氏はフォレックス・マグネイトに対し、トレーディング・シグナルの提供についてブローカーの間で関心が高まっているようだとし、それは「顧客へのシグナルの提供により取引高が増加し、顧客の維持を図ることができ、また、弊社の提携しているバイナリーオプション・ブローカーがグレード・システムを創設し、トレーダーが口座をアップグレードしてより多くの有力なトレーディング・シグナルを受けることができるようになるためです」とコメントした。

バイナリーオプション・ブローカーに対する当局の規制強化

 今月初め、キプロスの金融規制当局であるキプロス証券取引委員会(CySEC)はライセンス取得企業ではないNRG Binary社に対して警告を発した。同社はキプロスに本部を設けているものの、同国の規制は受けていなかった。この警告は、規制当局がその規制対象とはなっていないものの、管轄内で事業を行うブローカーに対して命令を発するという、今年に入ってからの世界的な金融規制当局のトレンドに従ったものである。こうした事例としてはこれまで増え続けており、8月に更新されたフランス金融市場庁(AMF)による認可を受けていないブローカーの一覧、6月にBanc de Binary社に対して出された米証券取引委員会(SEC)による警告、9月に行われたブリティッシュコロンビア州証券委員会(BCSC)によるGOptions社、TradeRush社および24option社のリストアップなどが挙げられる。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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