豪規制当局、お門違いな警告にFX業界の非難ごうごう

by Forex Magnates at 21 October, 2013 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連

asic-logo 金融サービス、銀行、保険セクターといった企業を監督するASIC(オーストラリア証券投資委員会)はそのウェブサイト上で投資家に対して「投資家(顧客)は、資金を投入する前にFX取引のリスクを理解していることを確認しなくてはならない」とFXに関する厳しい警告を発した。

 ASICコミッショナー、Greg Tanzer氏は公式通知で、「FX取引は複雑で危険です。最も熟練した経験豊富な為替トレーダーですら、通貨の動きを予測するのは困難です。外国通貨の取引は、膨大な知識、研究、モニタリングを必要とします。」と述べた。この通知書には、トレーダーが投資/トレーディングツールとしてFXを使用する方法の説明も加えられている。

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ASICコミッショナー Greg Tanzer氏

 シドニー在住のFX取引の専門家は、この通知に対して、「ASICの声明文は不明確であり不公平でありまた紛らわしい。FX取引は、他のデリバティブ取引と同様です。他の危険性のある取引について警告したりなんてしますか?」と回答した。

 ASICは、オーストラリアのFX業界を襲った大規模なブラックホールについて警告を発していることを述べている。つまり、シドニーのFXブローカー、 GTL Trade Up(GTL)社が今年9月末に清算に入ったことで、GTLのトレーディング・ソリューションを使用している何人かのオーストラリア投資家の投資に影響を与えているということに端を発している。通知には、「この複雑な投資(FX)に対する警告は、GTLの清算人が任命された後に発表されました。ASICはGTLの倒産に関する状況を調査しています。」と述べられている。

 ブローカーの失敗のために、取引可能な資産クラスであるFXを不適切に非難しているASICの視点はやや的外れである。ASICは企業を監視および監督する責任があり、この投資家に対する“差し出がましい”FX取引についての警告は業界を大きく損なうに他ならない。

 金融規制当局は、スケープゴートを探すのではなく、企業が金融商品に関する主義と規則を厳守している方法を評価するのが当然の役割というものだ。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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