NFA、FX執行報告の不備でIBFX社に60万ドルの罰金支払い命令

 米政府機関閉鎖が終了に向かう兆候が広がりつつあるなか、NFA(米国先物協会)は15日に提出した起訴状に基づき、Interbank FX社(以下、IBFX社)に対して、60万ドルの罰金の支払いを命じた。

執行データ報告の不備

nfa_logo NFAの事業運営委員会は15日、マネックスグループ傘下のIBFX社に対し、2011年のほぼ1年間にわたって、FORTRESSへの取引執行データの報告に不備があったとして、罰金の支払いを命じた。

 FORTRESSは、Forex Transaction Reporting Execution Surveillance System(FX取引報告執行監督システム)の頭文字で、NFAの主要報告システムを指す。すべての会員に取引執行のあらゆる側面に関するデータの提出義務があり、これによって必要な場合にはコンプライアンス検査や、顧客からの苦情などが参照可能となっている。

 また、NFAの事業運営委員会によると、2010年と2011年を通じたIBFX社の活動を重点的に調査するなかで、同社が記録管理を失念していたために、同社の取引執行状況を完全に評価するのが不可能であることが発覚したという。

取引のウェアハウジング

 昨日提出された起訴状では、IBFX社が、2011年12月にマネックスグループの米国子会社であるTradeStation社によって買収される以前に、NFAの退会依頼を提出していたことが詳述されている。

 今回の調査の結果、記録管理の不備が発見され、NFAはIBFX社の取引執行状況を完全には評価することができなかった。

 NFAの起訴状のなかで詳述されている内容によると、IBFX社はリテールFX取引を執行する際、2つのモデルを使用していたという。1つはSTP、そしてもう1つが、「ウェアハウジング」と呼ばれる手法だ。

 2011年2月4日から、NFAはIBFX社に対して、すべてのNFA会員と同様に、FORTRESSを通じてNFAに電子報告を提出するよう求めており、なかでもSTPを通じて執行された取引の相殺価格を含む、日々の取引執行の詳しい記録を重視した。しかし、IBFX社がFORTRESSシステムを通じてNFAに提出した情報は不完全であり、2011年3月まで、相殺価格の報告に不備があった。

 結論としては、本件に基づきIBFX社に対して60万ドルの罰金支払い義務が課され、NFAは15日、IBFX社が支払いに合意したことを正式に発表している。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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