NFA、詐欺防止のための監視システムを委託したAlphaMetrix360社に監視不行き届き

by Forex Magnates at 16 October, 2013 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外総合

nfa_logo 大手先物会社PFG(ペレグリン・フィナンシャル・グループ)社の顧客預金横領による詐欺事件後、NFA(全米先物協会)は、分別顧客口座全体の毎日の状況を監視するためのシステムを立ち上げた。このシステム導入の経緯には、似たようなケースとして、MFグローバル社が自己勘定取引のマージン要件を満たすために、顧客資金を流用していたことにも基づいている。顧客資金の不正利用の結果として、NFAは、FCM(先物取引業者)が分別された資金銀行口座および転送資金のリアルタイム通知の読み取り専用アクセスを提供する方針を作成した。

 このシステムの試運転は、NFAがCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の協力を得て次のように実施された:
「FCMが保有する顧客資金の量を反映して NFAとCMEに毎日報告書を提出し、サードパーティー・ベンダーを通じNFAとCMEはFCMの2,000以上の顧客の分別銀行口座がある銀行から日次レポートを取得する。その後、あらゆる疑わしい不一致を識別するために、FCMと銀行からの両方のレポートの自動化された比較を行う。」

 NFAはサードパーティー・ベンダーとして、オルタナティブ投資会社、AlphaMetrix社の子会社であるヘッジファンド管理会社のAlphaMetrix360と提携した。こうして、AlphaMetrix360の技術を用いたNFAの監視は、今年の2月に始まった。

 しかし、最近になってNFAはFCMに 今年10月29日以降、データはAlphaMetrix360によって収集されず、CMEに直接報告することを文書で通達した。この変更理由は、親会社であるAlphaMetrixが財政難に陥ったためである。トレーダーやファンドマネジャーと投資家との間のマッチングシステムとして機能するAlphaMetrixはコモディティプール(CPO)を運営しており、資本市場で短期的なキャッシュフローを改善するよう取り組んでいるという手紙を顧客に出したが、顧客資金はFCMに安全に預託された。ただ、FCMへの文書の中で、NFAはAlphaMetrixの問題には触れず、NFA内で監視システムを行う計画だと述べている。

 NFAは、MFグローバルとPFGの不祥事の後で、顧客の信頼を再確立しようと躍起になっている。このような詐欺事件は、トレーダーの資金を一晩でより評判の良い企業にシフトさせる結果となる。取引所取引では、原則的に直接の相手が取引所であるため、カウンター・パーティーリスクは取り除かれたとしても、投資家は内部のブローカー詐欺には脆弱だということを示している。したがって、NFAのこういった日常的な監視システムの導入は、取引所ベースのカウンター・パーティーに自信を取り戻すための手段であると見られる。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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