スイス金融監督局のFINMA、為替相場操作調査で外国規制当局ともタイアップ

by Forex Magnates at 7 October, 2013 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外総合

logo スイスの金融監督局であるFINMA(連邦金融市場監督機構)は、現在為替相場操作の疑いでいくつかのスイスの金融機関を調査していることを発表したが、よりその範囲を拡げているようだ。

 FINMAのウェブサイト上の声明の中では、世界のいくつかの国の複数の銀行が関与している可能性があるため、国境を越えて外国の規制当局と緊密に協力し合っていると説明している。現在FINMAのライセンスは、353の銀行、証券会社、319の協同組合、98の外国銀行駐在員事務所が保有している。

 FINMAは、現時点で、調査の中身や関与の可能性のある銀行の名前などの詳細は明らかにしておらず、スイスのFXサービスプロバイダー、Dukascopy BankはFINMAの調査とは何の関係もないことを明らかにした。また、大手FXサービスプロバイダーのSwissquote社、CEOのMarc Buerki氏は、メディアへのコメントで、同社は調査の対象にはなっていないと語った。

 今回の問題は、今年6月のブルームバーグ・ニュースによる為替レートの不正操作疑惑報道に絡んだ大規模なストーリーに直結するのかもしくは偶然にも単なる個別の出来事なのか、またはベンチマーク操作などを含む大きな問題へ発展する兆候なのかどうかはまだ不明だ。

 しかし、昨年7月のロンドン銀行間金利(LIBOR)操作と今年6月の為替レートの不正操作疑惑報道以来、主要金融市場はいっそうの調査下にあり、市場の規制当局はさらに監督の目を光らせている。

 為替市場で大きな取引シェアを持つ大手銀行は、顧客注文の流れから価格を予想できる(利益を得る)メリットを受ける可能性がある。さらに為替レートには多くの発信ソースがあるため、いくらかのソースは実際のマーケットの“中間ポイント”より遅れることがあるかもしれないし、他のソースはレートをリードすることができるかもしれない。こういったレートの相違は、取引の一方の相手に有利にシフトしたときに、任意のレート操作になる。

 今回の問題は、中央銀行の介入でさえも彼らに有利な価格を得るのが困難なほど巨大な為替市場の規模(最新のBIS[国際決済銀行]報告書では、世界の為替の1日当たりの取引高は5兆3千億ドル)を考慮すると、FINMAが、どの程度、為替相場操作についての調査が行えるか興味深い。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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