CFTC、Integral社と360T社をFX SEF取引企業として承認
FXテクノロジープロバイダーのIntegral社、およびドイツに拠点を置く外為ECNの360T社は今週、米国の規制当局によりSEF(スワップ執行ファシリティ)としての認可を受けた。
金融規制当局であるCFTC(米商品先物取引委員会)がドッド・フランク法に準拠した法を施行、ならびにSEFの規制を行っている。SEFは、NDF(ノンデリバラブルフォワード)とFXオプション取引を含むスワップ取引の執行およびクリアリング業務を行う新たな取引市場である。
BGC社、ICAP社、ブルームバーグ社など、スワップ取引ツールの提供を行う金融機関に、Integral社と360T社が新たなSEF登録企業として加わる。2009年7月に米政府が最初に導入した新しい規制に基づき、特定のOTCデリバティブ商品については、透明性の向上や流動資産クラスの大幅な不足を防ぐためにクリアリングが義務化される。
FX商品がスワップ取引に分類されるか否かについては、様々な見解がある。当初はスポット取引以外のすべての商品がドッド・フランク法によるOTCデリバティブ・クリアリング規定の対象とされていたが、業界団体による熱心なロビー活動を受け、CFTCは2012年11月、FXフォワード取引とFXスワップ取引を対象除外とした。
10月2日の期日を前に、CFTCは2社の承認を新たに行った。CFTCからの認定を受けるには、企業はすべての原則と手順を遵守する体制をCFTCに提示しなければならない。
CFTCは仮登録に関して以下の通知を行った。「今後仮登録および正式登録を行うすべてのSEF企業の行動として、Integral社と360T社には、金融商品取引法第37条を含む、CEA(商品取引法)およびCFTCによるすべての適用規定の遵守、またはCFTCが今後発行する規則、修正、助言、説明などの遵守を継続的に行うことが求められている。」
この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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