多様化がテーマに:OANDA社、ソーシャルトレーディング・ネットワークのCurrensee社を買収

 北米のリテールFX業界は現在かなりの期間にわたって企業の流出を経験しており、現在のビジネスモデルの実行可能性や、北米においてはそれが旧式のものとなりつつあるのではないかという点について疑問が投げかけられている。

 9月25日、米国に中核事業の大部分を集中させているカナダのFX会社OANDA社は、ソーシャル・トレーディング・ネットワークのCurrensee社の買収を発表し、合併と買収を通じて他分野への多様化を目指すという、米国の他のリテールFX会社でも見られる傾向についての意欲をさらにほのめかした。

 特にこの事例で興味深いのは、外部のソーシャル・トレーディング・ネットワークを買収したという点である。同社は2012年4月にfxUnityと名付けた独自のコミュニティ・ベースのソーシャルト・レーディング・プラットフォームを立ち上げたが、その後今年3月に、ユーザーから酷評されたことを理由としてサービスを終了していた。

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OANDA社CEO K. Duker氏

多様化

 OANDA社がソーシャル・トレーディング・ネットワークを買収する道を選んだのは興味深い点である。Currensee社の場合、ソーシャル・トレーディング・ネットワークでは国際的なトレーダーを抱えている。このことから、同社が米国という枠組みを超えてサービスを提供するだけでなく、縮小しつつある国内FX市場のみから収益を獲得するという枠組みを超えようとしていることを示唆するものである。

 OANDA社はコピートレーディングも視野に入れている。この手法はトレーダーが他の経験豊かな世界中のFXトレーダーの取引行動を真似ることを可能とするもので、経験豊かなトレーダーをCurrensee社では「Trade Leaders」と呼んでいる。この分野は近年凄まじい成長を遂げている。また、コピートレーディングによって個人のトレーダーが調査データを共有したり、他のトレーダーと協力したりすることも可能となる。

 OANDA社のCEOであるK.Duker氏は同日、買収に関する同社の正式発表で次のように述べている。「私たちはCurrensee社の広範なトレーダーのコミュニティにより集められた経験を活かすことができます。」

 また、Duker氏は買収のメリットを次のように説明する。「OANDA社と同様に、Currensee社もしっかりとした事業の展望と専門的な技術の系譜を持っています。私たちは、引き続きすべてのCurrensee社の顧客、Trade Leaderおよびパートナーのニーズに応えることをお約束するとともに、この新たなトレーダーのグループにOANDA社の競争力あるスプレッドや優れた執行を提供することを楽しみにしています。」

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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