Interactive Brokers社、ASICのライセンス規則違反でマージンローンから撤退

 マージンコール。その恐ろしい瞬間、電話が鳴り、ディーラーがトレーダーに口座がゼロになる危険性があることを告げる。そして、起こりうるエクスポージャーの埋め合わせのため証拠金を追加するか、残高のマイナスを軽減するためポジションを閉じるかを行って、事態を回復すべく対策を取らなければならなくなる。
 オーストラリアの金融市場を規制するASIC(オーストラリア証券投資委員会)は昨日(8月27日)、Interactive Brokers社が同社のオーストラリアの顧客に対して提供するマージン・レンディングのサービスから撤退することを発表した。ASICは、同社のライセンス権限ではマージン・レンディング取引の提供ができないという懸念を示していたのだ。

Consolidate-credit-card-debt1-298x300 規制当局であるASICは、2010年2月から6月の猶予期間を与えていた。マージン・レンディング取引サービスの発行社でありアドバイザーであるInteractive Brokers社は、その間にオーストラリア金融サービスライセンス(AFSL)を申請することができた。

 Interactive Brokers社は、ASICの調査による懸念から、オーストラリアの顧客に向けて始めた新しいマージンローンの提供を打ち切った。同社はこの決定を顧客に通知し、顧客に生じる権利に関して情報を伝えた。個人投資家は、それぞれの状況に合わせた法的アドバイスが欲しいと思うだろう。
 ASICによるInteractive Brokers社への調査は継続中で、当局はこの件に関し、現時点でさらにコメントすることはないとしている。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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