米ナスダック、上場銘柄の売買停止3時間

by Forex Magnates at 27 August, 2013 カテゴリ: 取引システム | 海外取引システム | 海外総合

Twitter_NASDAQOMX 電子取引の世界では、コンピュータの誤作動や故障によるシステム障害がこれまでに何度も繰り返されてきた。最近のこのシステム障害は、世界第2位の規模を誇る米ナスダック市場のコンピュータに不具合が生じたもので、世界的な大型株の一部にその影響が及んだ。

 8月22日午後0時14分03秒(米東部時間)、ナスダックのクオート(気配値)配信機能に不具合が発生した。そのため、ナスダックは同市場のマーケット・システム・ステイタス(Market System Status)のページに、「クオート配信を行うUTP/SIPシステムに不具合が生じたため、追って通知を行うまでの間、ナスダックはすべての上場銘柄(テープC銘柄)の取引を停止します」と通知を掲載した。

 このシステム障害によってすべての銘柄の取引が停止、取引再開までに3時間を要する事態となった。ナスダックは定期的にシステムのページ更新を行い、同日の午後4時11分(米東部時間)に以下のコメントを掲載した。「ナスダックは、クロージング・クロス(取引終了時の入札)を通常どおり完了し、アフターマーケット(立ち合い時間後の取引)を開始しました。お問い合わせはナスダック・トレードデスク、電話番号212-231-5100へご連絡下さい。」

 Trading Advantage社のチーフ通貨ストラテジスト、Edward J. Moya氏は以下のコメントをツイッター上に残している。「ナスダックのシステム障害がFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録公表と同時期に起きなかったことは不幸中の幸いだ。」

 被害金額に関しては依然明らかになっていないが、FOMCによる緩和政策の出口案が示唆された翌日の立ち合いに、売買機会に対する期待が集まっていたことは否めない。

 ナスダックからのコメントはまだ発表されていない。

 取引停止は金融市場が抱える共通の課題である。昨年は東京証券取引所でシステム障害が生じ、流動性の高い銘柄に被害が及んだ。マーケットメーカーの損失が4億4,000万ドルとなったKnight Capitalグループのシステム障害もまた、電子取引に潜む危うさを浮き彫りにした事例である。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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