決算総括:ゲインキャピタル社の第2四半期決算報告

by Forex Magnates at 13 August, 2013 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 海外業者 | 海外総合

 ゲインキャピタル社(以下、ゲイン社)が先週発表した第2四半期の決算は華々しいものであった。発表によると、純収益7,300万ドル、純利益1,720万ドル、1株あたり純利益0.44ドルと記録的な数字であった。株価も急騰して、先週水曜日の決算発表前の水準から40%近く値を上げ、7.71ドルで先週の取引を終えた。高収益を支えたのは、リテールおよび法人向けビジネスの記録的な取引高だ。前年比で見ると、収益は59.7%伸びている。だがこれは、2013年に業界全体で取引高が増加しており、また昨年末に買収したGFT社が抱える米国の個人顧客が加わったこともあり、当然の結果と言えるだろう。驚くべきは、リテール総取引高が前期比でわずか6.5%しか伸びていないにもかかわらず、リテール取引による四半期収益が62.7%も増加したことである。ゲイン社がいかにして好調な四半期収益を上げたのか、さらに電話会談およびSEC提出書類の結論について、詳細に迫ってみる。

取引高100万ドルあたりの収益が120ドル

 ゲイン社が発表した詳細の中で、最も重要なのは(少なくとも私個人の意見では)、取引高100万ドルあたりの収益(RPM)が急上昇していることだ。下に示した収益概要のチャート(本記事の下部、スクロールボックス内)にあるように、リテール取引のRPMは第1四半期の80ドルちょうどから120ドルに急上昇している。RPMで見るとゲイン社にとって第2四半期は堅調な季節である。もしRPMが過去の平均水準である100ドルだった場合、収益は約1万ドル少なかっただろう。RPMについてゲイン社のCEO、Glenn Stevens氏は電話会談で、「RPMが伸びたのは、広範囲にわたるボラティリティ(金、英ポンド/米ドルなど)、顧客の参加、そして取引高が増加する中でマーケットメーカーがよい成績を上げていることが結びついた結果だ」とコメントしている。RPMから得られる結論は、ゲイン社の収益は極めて周期的であり、好調な取引高を記録し続けたとしても、今年後半に収益が容易に減少してしまう可能性があるということだ。したがって、今の流れに乗って年換算して、ゲイン社のEPSが1ドル超になり、株価の市場価格が最も安いと決めつけるには時期尚早である。

GAIN Capital Retail Revenue Per $Million Volume

ゲインキャピタル社リテール取引高100万ドル当たりの収益

法人向け取引の成長

 フォレックス・マグネイトは昨年、GFT社からゲイン社のCPOに就任したMuhammad Rasoul氏にインタビューを行っている。同氏が指摘した点の一つは、FOREX.comのリテール部門の他にも、収益源を多様化させようとする動きだ。この点ではゲイン社は目標の達成を続けており、総収益に占めるリテール向けの収益の比率は、昨年の89.4%から78.7%に縮小している。これは同社の法人向けビジネス、GTXのADV(日次平均取引高)が昨年の75億ドルから、今年151億ドルまで跳ね上がったことが要因だ。Stevens氏は、既存顧客の取引増および新規顧客の加入により収益が伸びたと指摘する。法人が顧客を指定しないというモデルが、GTXの取引高増加にもつながり、同社の既存ブローカーのビジネスに流動性サービスを提供し、既存ブローカーとの関係に活用されているものと推測する。また、GTXの成長を加速するための、新しいスタッフも登用されている。

GAIN Capital Q2 Earnings Presentation

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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