キプロス金融当局、FX業者の非EU顧客受け入れを禁止

by Forex Magnates at 5 August, 2013 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外総合

 今年3月のキプロス金融危機は、キプロスの銀行だけでなく、キプロスベースのFXブローカーとその顧客にも大きな恐怖を与えたが、同国におけるFX業界は落ちつきを取り戻し、好調に進展していくかのように見えた矢先、本日、CySEC(キプロス証券取引委員会)は、キプロスのFXブローカーの将来的なビジネスに劇的な影響をおよぼす可能性のある新しい規則を導入したことを発表した。

 Forex4You社、CEOのMax Lebedev氏は、この新規制は、最近のキプロスの銀行危機に直接的に関連しており、キプロスにおける海外からの資金を管理するための規制をEUから強制されたからではないかと考えている。

 この論争の的となりそうな新規則は、CySECのライセンスを持つブローカーに、英国を含む全ヨーロッパの顧客を誘致させる主旨のもので、直ぐに効力を発揮し、その結果EUのMiFID(金融商品市場命令)を遵守するブローカーは、今後、欧州連合の外の管轄地域でのビジネスを推進することができないことを規定している。ただ、CySECのライセンスを持つ非EU加盟国のブローカーの顧客は、自分が居住する国の金融当局の書面による許可を提出すれば、CySEC認可のブローカーの顧客になることができる。

 フォレックス・マグネイトは、そうなった場合、CySEC傘下のブローカーは、英国のFCA(金融行動監視機構)ライセンスの申請が必要になる可能性があるかどうかをアルパリUK社、CCOのMushegh Tovmasyan氏に尋ねた。Tovmasyan氏は、ロンドンのような確固たる金融センターに拠点を置くことは理にかなっているとし、CySECの責任は、その国の将来的な金融セクターを確保するために、評判を保つことであると説明し、「キプロスでは、FX事業は、金融業界の中ではとても規模が小さいのです」と付け加えた。

 つまり、この新規制で明白なのは、キプロスにおけるFXの高いプレゼンスよりは、はるかに大きな市場セグメントを構成する銀行を優先させる必要があるということだ。CySECは適切な監査機関として、その評判を保護するために、FX会社は後回しにしたいという意向のようだ。

 Tovmasyan氏は、「CySECは、FXビジネスが、最終的に国自体の評判を損なわせてしまうという恐れを抱いているようです。米国の金融当局も同様な考え方をしています。たぶんそれが新規制の理由なのでしょう。これが実際に施行された場合、キプロス以外の国のブローカーにとっては素晴らしいニュースになるかもしれませんが、キプロスブローカーが混乱するのは明白です。キプロスブローカーは、ヨーロッパビジネスだけで生き残ることなどできません。MT4のリテールビジネスだってヨーロッパだけでは絶対に無理なのです。」と説明した。

 フォレックス・マグネイトは、この新規制に関する今後の状況を密接にフォローし、お伝えする予定だ。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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