メタクオーツ社からメタトレーダーへ:1クリックの次はソーシャル取引?

by Forex Magnates at 2 August, 2013 カテゴリ: 取引システム | 海外取引システム | 海外総合

 メタトレーダー4(以下、MT4)を導入しているブローカーで取引をしているのなら、最近、このプラットフォームのユーザーはターミナルのアップグレードが必要であることを知らせる電子メールを受け取ったことだろう。8月1日から、ビルド500より前のプラットフォームはサポートされていない。これが意味するのは、本日以降すべてのMT4トレーダーは、追加タブのMQLコードベースのライブラリに加えて、チャート上でのワンクリック・トレーディングにもアクセスできるということだ。これらの機能は以前も利用可能だったが、こうした機能強化を含むビルドのアップデートは任意であった。まだすべてのターミナルに実装されていないのはシグナル・トレーディング・タブである。導入していないブローカーは、従来どおりメタクオーツ社のシグナル・トレーディングに関する情報を含むタブを隠し、このイニシアチブから顧客を切り離しておくこともできる。

mql5 social trading 現在のビルドのアップデートに加え、メタクオーツ社では同社のMQL5フォーラム上でのソーシャル機能の強化も行ってきた。サイトのユーザーは、この5月からフェイスブック・スタイルの「ニュースフィード」や、様々なソーシャルネットワークでフォーラムのメッセージを共有する機能が組み込まれていることに気づくだろう。7月31日には、MQL5ユーザーを「友達」として加える機能も追加された。こうした機能は、同社がシグナル・トレーディング商品をユーザーが互いにつながるソーシャル・トレーディング・プラットフォームとして積極的に推進するなかで追加されている。特に、メタクオーツ社はMQL5フォーラムのユーザーに自分自身やウェブサイトを詳細に紹介する多くのプロファイルを入力させるほか、自らの取引のアイデアを広めるためにネットワークを使わせようとしている。シグナルのプロバイダーやFXマーケターにとって、ソーシャルなプロファイルは見込み顧客に商品をアピールするために役立てることができる。

 フォレックス・マグネイトがメタクオーツ社のソーシャル・トレーディングおよびコピー・トレーディングのイニシアチブに関して取材し、ブローカーの間で浮上している懸念の1つは、同社は競合するブローカーからのトレーダーにも交流を認めるだろうが、それは顧客の横取りにつながりかねないということだった。この点について、メタクオーツ社の上級マネージャーであるFivos Georgiades氏は先日、ブローカーは顧客にどのシグナルを示すか選別することができるし、競合するブローカーからのユーザーを排除することもできると説明した。

 しかし、このシステムには欠点がある。顧客が口座を接続できるのは承認されたシグナルのプロバイダーだけであるにもかかわらず、MQL5フォーラムのユーザーとしても登録しなくてはならない。そのため、この手続きによって、競合するブローカーにおいてのみ利用することのできる商品を販売しようとする他のフォーラムメンバーに顧客が解放されることになる。一方、メタクオーツ社はネットワークを一から構築し直すようなことはない。Forex Factoryやmyfxbookなどの人気があるフォーラムに参加しているトレーダーはまさに他のブローカーの顧客と交流している可能性が高く、そのフィードバックやレビューを共有しているからである。

 全体としては、メタクオーツ社からコアMT4/5プラットフォーム内のサービスがますます統合されていく傾向にあると我々は見ている。そのため、今やすべてのユーザーが利用できるワンクリック・トレーディングやコード・ライブラリー・タブのように、シグナル・トレーディングへのアクセスも間もなくすべてのブローカーが取り扱い可能になると予想する。さらに、ソーシャル機能によりMQL5フォーラムが強化されることで、この商品がメタトレーダー・プラットフォーム内の追加的なレイヤーとして統合されたとしても不思議はないだろう。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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