FXDD社コンプライアンス・オフィサー、AML手続きに関する不法行為でNFAから7.5万ドルの罰金命令

 世界の規制当局は依然、FX会社とその内部的な慣行を注視している。特に注目しているのが、顧客資金の取扱方法と、取引口座の資金調達のためにブローカーに預けられる資金の出所が真正で合法的かを確認する手続きに関してである。

 7月25日、NFA(全米先物取引協会)はFX Direct Dealer(FXDD)社のチーフ・コンプライアンス・オフィサーであるJames E. Green氏を起訴した。これは、同氏に対する2012年6月29日および2012年10月23日の申し立ての結果である。

download NFAの委員会では申し立てを受けてヒアリングを行い、Green氏がAML(アンチ・マネー・ロンダリング)プログラムなどを含めFXDD社の業務運営の監督を怠ったことについて個人の責任があると明らかになった。そのため、Green氏に対して7万5,000ドルの罰金が言い渡された。さらに、Green氏に対し、NFA会員のコンプライアンス部門の他の者に対して報告を行う、または他の者により監督されることのない限り、NFAの会員のAMLコンプライアンス・オフィサーまたはコンプライアンス部門の所属として1年間は雇用されない、またはその任務にあたらないとの誓約を求めた。

 Green氏はこの主張を認めることも否定することもなかったものの、この件についてNFAと完全に和解することに合意した。

FXDD社はスリッページ問題でNFAと関与

 この特殊な事例ではNFAが関与し、Green氏の個人的な責任を追及することとなったが、FXDD社が規制当局から特段の注意を受けたのはこれが初めてではない。NFAは以前FXDD社に対して訴訟を起こしたことがある。

 NFAは昨年7月、企業が一連口座の取扱方法に関する規則にFXDD社が違反したとして告訴した。

 罰金および資金を預けていた顧客への調整として結果的にFXDD社に生じるコストは多少不明瞭な部分もある。しかし、NFAは、規制当局の主張が認められた場合、330万ドルにおよぶ可能性のある和解金を同年12月にエスクロー口座に入金することに合意させるまでにFXDDを追い込んだ。

 NFAは2010年にスリッページと価格の再提示に関する最終規則を定めた。これはFXCM社のスリッページと価格の再提示に関する慣行にかかる不正行為の発覚を受けてのものである。この件で同社は、NFAに対する罰金および顧客への賠償金として1,600万ドルを支払った。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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