米裁判所、JPモルガン・チェースの為替レート操作に対する集団訴訟を棄却、逆転勝訴

 7/3の上級判事Denise Cote氏による、JPモルガンチェースに対する集団訴訟をくつがえした判決は、この北米の金融ジャイアントにとって大きな逆転劇である。

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米地方裁判所上級判事
Denise Cote氏

 これは、昨年9月、“LAMPERS”と呼ばれる州警察年金基金であるルイジアナ州市警察従業退職システムに対し、JPモルガン・チェースが、数百万ドル相当の商業的利益を得るために為替取引を不正操作したとして、LAMPERSがニューヨーク市のマンハッタン地方裁判所に集団訴訟を提起していたもの。

 LAMPERSの弁護士は、JPモルガンチェースが、その優位性を濫用し受託者義務を怠ってLAMPERS対する不適切な利益を抜き、為替取引によって生じた利益の開示ではなく、為替レートとLAMPERSに提供した交換レートの利益を混合したと述べ、これが原告側の主張であった。

 しかし、LAMPERSに対するJPモルガンチェースの間接的な為替取引による利益の中から、同社が自分の利益として実際抜いた利益の金額をLAMPERSの管理者が知ることは不可能であるとし、Cote判事はその44ページに渡る判決文の中で、JPモルガンチェースが為替レートを不正操作したと主張するLAMPERSの正当性は受け入れ難いことを付け加えた。

 結果、“為替取引レートを偽っていなかった”として、JPモルガン・チェースに対する集団訴訟を棄却し、同社側の逆転勝訴となった。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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