6月のFX業界の総括:キーワードはMQ、BdB、FCA、CFTC そして M&A

fm logo 7月、本格的な夏を迎えるのと同時に、市場は停滞期間に突入した。6月は月初めこそ活況を呈していたものの、日ごとにニュースが減っていった1か月であった。6月の取引高が堅調だが不確かだったと報告され始めていることから、ブローカーにとって、この初夏は取引高にも影響を及ぼしているようだ。しかし、絶好調だった5月には、多くのブローカーが取引高の新記録を打ち立てており、6月に取引高が下落したのも無理はない。

 6月に発表された5月の取引高は別として、重要なニュースのひとつとなったのは、メタクオーツ社がブローカーに対して、サードパーティーシグナルプロバイダーの利用について警告したことである。また、バイナリーオプション取引の分野でも論争が起き、米商品先物取引委員会(CFTC)がBanc de Binary社を告発し、バイナリーオプション取引についての警告を公表した。さらに6月には、テクノロジー関連のM&Aがいくつかあった。

6月ヘッドライン

メタクオーツ社がブローカーに警告:
 メタクオーツ社は6月初め、Myfxbook社、Tradency社、ZuluTrade社および Tradeo社の製品の利用について、ブローカーに警告した。プラットフォーム「MetaTrader」を擁するメタクオーツ社による訴えは、これらのサードパーティープロバイダー4社によるライセンス契約違反に基づいている。この訴えに対し、Myfxbook社とZuluTrade社が「無罪」を主張した一方で、Tradency社は「頼まれる前に、こちらからお断り」といった内容の発言をし、今後MetaTrader4(MT4)をサポートしないことを発表した。MT4をサードパーティープロバイダーに提供すれば、ソフトウェアが競合状態に陥り、MT4サーバーのセキュリティーに対する脅威となりうる、というメタクオーツ社の主張は実体を伴っている。しかし、業界人の多くは、メタクオーツ社が独自のシグナルトレーディングシステムを売り出し、競合他社を排除しようとしているだけのことだと考えている。

ブローカーは英FCAからの認可を求む:
 グローバルな展開に注力しつつも、ロンドンに拠点を持つという望みは、市場において普遍的なものである。eToro社とAdmiral Markets社は、英金融監督当局(FCA)の認可を受け、ロンドンに事務所を設立したことを発表した。また日本の個人向けFX大手であるGMOクリック証券も、海外展開のハブとしてロンドンを選んだ。

好調な取引高:
 全体的に5月の取引高が好調だったとブローカーが6月に発表した。好調な取引高はさまざまな地域でみられ、ロシアの大手アルパリ社、日本のGMOクリック証券およびDMM.com証券、グローバルなFXCM社などが過去最高の取引高を記録した。その要因となったのは、日本円の変動が続いたことと、顧客が金利への投機を再開したことである。

CFTCがBanc de Binary社を告発:
 CFTCが定める「取引所外のオプション取引の禁止と未登録による先物取引業の禁止」に違反したとして、CFTCはバイナリーオプション取引のブローカーであるBanc de Binary社を告発した。申し立てによると、Banc de Binary社がライセンスを取得せず、米国の顧客に対し取引口座を提供していたという。CFTCはSECと共同で、バイナリーオプション取引と、その取引プラットフォームにおける不正スキームに関し、消費者への注意喚起を公表した。

テクノロジー企業の動き:
 テクノロジーベンダーによるM&Aが活発に行われ、StreamBase Systems社はTIBCO Software社に買収され、Progress Software社はプラットフォーム「Apama」をSoftware AG社に売却し、日本のシンプレクス・ホールディングス社はマネジメント・バイアウト(MBO)に応じた。

6月にリリースした多くの商品の中には以下を含む:

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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