アルパリ社、NFAからの度重なる告訴等で、米ビジネスの経済性に疑問

nfa_logo 米アルパリ社は、再度NFA(全米先物協会)のコンプライアンス部門から、法令遵守違反に関する告訴を受け、再度彼らの標的になっている。これはアルパリが既存のNFAのコンプライアンスルールへの違反および監督を行わなかった容疑であり、今回は2度目になる。2012年6月の一度目の告訴は、アルパリが和解し20万ドルの罰金を支払った。この時、同社はFX取引のキャンセルとNFAへのタイムリーな報告書作成を行わなかったため起訴されている。

 今回の告訴は、アルパリが再びNFA のFX取引報告実行監視システム(Fortress)に正確な報告書を提出しなかったことだ。NFAのルールに従って、会員は「Fortress」に日々のFX取引の電子報告書を提出する必要があるが、もしそれを怠った場合、手数料や他の罰金が課せられることになる。

 今回は、アルパリダイレクト商品であるCurrenexのホワイトラベル取引プラットフォーム・ソリューションからの取引報告書に関してである。NFAによると、「Fortress」に報告されたものと比較するために、アルパリダイレクトからの取引記録を要求していた。2012年10月16日以降のアルパリの取引記録の分析から、NFAは3,700以上の取引が「Fortress」に報告されていなかったことを発見した。報告の相違に基づき、アルパリダイレクトの記録と比較するために、NFAは2011年2月の「Fortress」スタート時からの、追加情報を同社に要求した。この情報から、NFAは、取引の55%だけが「Fortress」に提出されていたことが判明した。アルパリは、Currenexプラットフォームの限界が1日最高1,000注文までしか報告できないせいにしているが、同社が、複数の1,000注文の以上の記録を提出していたことにより証明されるとNFAは述べた。

 NFAはまた、アルパリが失ったデータを探しだすのが困難だったとこの告訴の中で述べている。加えて、アルパリが非リテール顧客の取引を不正にリテール取引としたことも明らかになった。従って、アルパリはNFAのいくつかの法令遵守に違反した容疑で、将来的には6桁以上の罰金を受ける可能性がある。

 ここ1年間に米市場から、GFT社、FX Solution社、Forex Club社が撤退しているが、今後もこういった撤退が続くと予想される。CFTC(米商品先物取引委員会)の最新発表の財務データでは、アルパリが報告した預り高12,503,088ドルは、リテールFX会社の中では最も少ない会社のひとつだった。小規模な顧客基盤と、NFAからの新たな罰金の可能性、米国で営業するための高い資本要件では、アルパリはもう米国の規制下では、経済的な意味がないと決断するかもしれない。

NFA Complaint Against Alpari

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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