金の割安化を受け、ドイツ銀行はシンガポールに金保管庫を開設

by Forex Magnates at 13 June, 2013 カテゴリ: その他 | 海外その他 | 海外総合

gold storage アジアにおける金への買い需要を背景として、ドイツ銀行はシンガポールでの新たな管理および保管サービスの開始を発表した。最近、金価格が急落したことで手頃な価格となり、再び上昇する前に購入しようとする買い手が市場に参入したため、投資家の需要が喚起された。 

 保管庫はシンガポール・フリーポート内に置かれ、200トンの金塊を扱うことができる。この動きによって、ロンドン地金市場協会の清算会員であるドイツ銀行は、貴金属にかかわるヘッジ、資金調達、トレーディングおよび現物の販売を提供するフルサービスプロバイダーとしてトップに位置することとなる。

 ドイツ銀行の金属およびドライバルク取引部門のグローバルヘッドであるRonan Donohoe氏は発表の中で次のように述べている。「この新しい設備によって、弊社は最高水準の貴金属保管サービスを提供することが可能となり、 財産の保全を望まれるお客様にソリューションを提供するという弊社の戦略が裏付けられています。」

セーフ・ヘイブン

 景気低迷の時期において、投資家にとって金はセーフ・ヘイブンとみなされる。金融危機のさなかに、大手行のアナリストは、金は2,000ドルというきわめて重要な水準に達すると予想した。2008年から、金が1オンスあたり約1,920ドルの最高値を記録した2011年9月までの間に、金の価格はほぼ3倍に上昇した。これは金融市場の不確実性によるもので、ギリシャの債務危機がこれを後押しする形となった。

金が向かう先は主にシンガポール

 アジアの主要な金融センターの1つであるシンガポールは、トップの地位を確保するためにライバルの香港と激しく競ってきた。新たな保管庫の開設によって、タイ、ベトナム、インドネシアといった国々の新たな資産に対して扉が開かれることとなる。シンガポールでは、昨年金売買にかかる7%の税金が廃止された。財務相のTharman Shanmugaratnam氏が、シンガポールの競争力を高め、金取引に有利な地域とするために課税を廃止したのである。

 ドイツ銀行はシンガポールで決済されるシンガポールドル/オフショア人民元(SGD/RMB)のスポット取引を開始し、新興国通貨に対する同行の関与は拡大した。これは、2013年5月よりシンガポールで人民元の決済を行うとした同国金融監督当局の決定を受けたものである。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

latestreport_here





コメントはまだありません.