スペインの証券取引所、売買高は5月も引き続き低迷

by Forex Magnates at 6 June, 2013 カテゴリ: FX取引サービス | 海外FX取引サービス | 海外総合

Spanish-stock-exchange-blacks-out-for-5-hours-7A20SO6M-x-large 債務危機からの回復を目指すスペインの苦闘は続いており、主要な株式市場では5月も売買高の低迷が見られた。マドリード証券取引所の売買高は、ETF(上場投資信託)を除くすべての資産クラスについて前月比10%超の減少となった。これとは対照的に、MTF(多角的取引ファシリティ)は南欧市場への浸透が続いており、取引基盤を徐々に拡大しつつあるとみられる。

 5月の株式売買代金は4月から16.5%減少し481億2,000万ユーロとなった。同様の傾向は過去12か月間についてもみられ、株式の売買代金は前年比で14.4%減少し、2013年5月末までの合計で2,679億3,000万ユーロとなった。

 デリバティブの取引所取引も低迷しており、今年5月の総取引件数は340万件、前年同期比37%減となった。マドリード証券取引所においては株式オプションの契約数が最も多く203万件に達したが、こちらも2012年5月と比較して14.3%減少した。

 マドリード証券取引所が厳しい時期を迎えている一方で、競合先であるBATS Chi-Xヨーロッパには好材料がある。MiFID(金融商品市場指令)以後に登場したこの取引機構は、投資家の取引コストの引き下げへの期待から売買高を増加させつつある。3月および4月中の、BATS Chi-XヨーロッパでのスペインIBEX35の日次平均売買代金は、1月の6,310万ユーロから大幅に増加し2億4,750万ユーロとなった。

 BATS Global Markets社の最高経営責任者であるJoe Ratterman氏は談話の中で、「BATS Chi-Xヨーロッパがスペイン市場においてモメンタムを維持していることは、欧州の重要な市場の1つにおける当社の地位を一層確固たるものとしている。しかし、欧州での当社の成長は市場シェアをはるかに超えて展開されている」と語った。

IBEX compared to S&P - source Yahoo Finance.

IBEX compared to S&P – source Yahoo Finance.

 MTFは景気後退に見舞われたスペインにおいて市場シェアを拡大しているが、このことは主要な証券取引所における売買高の減少と直接関連してきた。国内市場の約25%をカバーするスペインの代表的な証券会社interdin.comの取締役であるEnrique Marti氏は、売買高の減少はMTFの拡大に起因するものだと感じており、フォレックス・マグネイトに対するコメントで次のように語った。「昨年、MTFはスペインの株式市場で約5%の市場シェアを有していた。これは今年増加しており、5倍の25%に達している。」

 スペインは債務危機のため著しい苦境に陥った欧州4か国のうちの1つであり、対GDP比10.6%の財政赤字はEUで最も高い国の1つである。負担に苦しむ大半の国と同様に、スペインは410億ユーロの救済策を選択した。スペインの失業率は過去最悪の水準であり、同国の労働力人口の約27%が職に就いていない。

この記事の原文はこちら(Original article by Adil Siddiqui at forexmagnates.com)

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