クラウド上の取引 cTrader と ChartIQ
好むと好まざるとに拘らず、今やクラウドはどこにでもある。古いダウンロード型の商品は過去の遺物となり、今やどこでもいつでも取引できる、クラウドベースのソフトウェアに取って代わられつつある。
トレーディング・プラットフォームの世界でも、同様の状況が起きている。タブレットやスマートフォンは、ブローカーとテクノロジー・プロバイダーを、顧客がどこにいても市場データや取引口座にアクセスできる商品の提供に走らせた。今週、2つのクラウドベースの商品がリリースされた。
cTraderは、アプリケーション・クラウドをローンチ
クラウドベースの提案を拡げる中、テクノロジー・プロバイダーのSpotware Systems社は、cTraderプラットフォーム用、Application Cloudをローンチしたと発表した。Application Cloudは、cTraderユーザーに、フラット・フォームのアップロード能力とクラウド・ベース・サーバーのテンプレートの提供を行う。これらの仕様は、トレーダーがカスタマイズされたプラットフォームにアクセスすることを可能にする。
CEOの Andrey Pavlov氏は、「ユーザーは、クラウド仕様を通して、cTrader IDを使い、ブローカー口座のcTraderに接続することが出来る。クラウド仕様は、好ましく素早い方法で、ユーザーが度々取引する通貨ペアにアクセスし、取引の訂正、口座取引への警告を行う。アップル・クラウドは、最も大きく成長しているエリアだ。多くのサービスを同時に利用できるシンクロニシティを提供するUXに近い。」と語った。
同社は、プロキシー・コネクティビティ・クラウドを拡大している。同商品は、cTraderユーザーに低レイテンシー接続のためのローカルIPアドレスを提供する。英国、欧州のブローカー間で評判を得て、アジアに拡大し始めている。低レイテンシー環境を探しているトレーダーには、ローカル・コネクション・ポイントが付加価値を提供する。(P2Pプライベート・ネットワーク、ブローカーのハイ・エンド・コネクティビティ・ソリューションの提供等の詳細について、フォレックス・マグネイトQ1レポートで述べている。)
プロキシー・クラウドについて、SpotwareジャパンのHead of Salesである、Hiroyuki Shimizu氏は、「素早いフェイルオーバー機能も持っている。接続問題を抱えたプロキシがスタートした場合、ユーザーは直ちに最も近いコネクションにスイッチすることが出来る。業界をリードする、コンテンツ・デリバリー・ネットワークが、エンドユーザーにダウンロードとアップデート時間を短縮できるアプリケーションを提供している。」と語った。
ChartIQ iPhoneアプリをローンチ
iPad、Windows8、ウェブアプリをリリースしたChartIQ社は、チャートツール用のiPhoneアプリをローンチしたと発表した。同アプリは、ユーザーが、株式やFXのチャーティング・ツールを他のデバイスと共に、自由に使えるようにしている。
市場データにいつでも、どのデバイスからでもアクセスできるようにしているモバイル商品だ。
この記事の原文はこちら(Original article by Ron Finberg at forexmagnates.com)
最新ニュース
おすすめ記事
- Swissquote、新理事にビート・オベリン氏を任命
- シンガポール通貨監督庁(MAS)、FXレバレッジ引き下げへ
- サウジアラビアで2011年9月14から15日まで開催されるの金融フォーラム にFXが登場
- TradingScreen社、FXの流動性を強化
- Gain Capital社、Interbank FX社を買収
- Tradeo社 新たなソーシャル・トレーディング・プラットフォームを発表
- FXCM社、Infinium Capital社を1,200万ドルで買収
- マネックスグループ、12月のグローバルFX取引2.7%減、5か月連続増加ならず
- 中国がイベント開催で高頻度取引投資家を支持
- SGXにおけるデリバティブ取引、2014年6月比3桁の増加
コメントはまだありません.