GFT/ゲイン・キャピタル 合併分析:ゲインCEO Glenn Stevens氏からのコメント

by Forex Magnates at 26 April, 2013 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 海外業者 | 海外総合

ゲイン・キャピタル スチール(盗塁)成功か? 電話会議、プレゼンからそう見える。

5220980008_2e18efa3ac_qプレゼンテーション(下記参照)で、ゲインは合併のメリットを強調した。GFTが80百万ドルの現金を保有していることから、実際の正味買収価値は、27.8百万ドルだ。下記データによると、ゲインは、GFTの2012年の収益の30%を支払う。別の表現を使えば、2013年第1四半期のGFTの収益の87%だ。ゲインは、仮に両社が2012年に合併していたら、EBITDAを40百万ドル増加させていただろう。これを見ると、ゲインは株式で27.8百万ドルを支払い、40百万ドルを税前利益として手に入れる。悪い取引ではない。

ゲイン・キャピタルのCEO、Glenn Stevens氏は、フォレックス・マグネイトに下記コメントを提供した。

なぜGFTですか?

GFTのビジネスは、当社のビジネスを補完するもので、とても魅力的に見えた。力を合わせることで、さらに大きなビジネスが期待できる。リテールビジネスは、ダイレクトとパートナーシップに二分される。当社は、FOREX.comブランドで、はるかに大きなダイレクトビジネスを行っている。一方、GFTは、パートナーシップ・ネットワークでは、立派な評判を得ている。彼らの経験とテクノロジーをベースに、さらに成長が期待できる。プロダクトラインも豊富で、当社の顧客ベースに取り込む予定だ。プラットフォームのDealbookも大変良い評価を得ている。

GFTは、Sales Traderビジネスで成功している。ハイレベルなブローカー支援ビジネスだが、当社のGTXによってさらに補完されるだろう。GTXは法人向けECNで、昨年は90%成長を遂げた。

このディールがFXCMの提案より良い理由はなんですか?

ゲインの取締役会は当社の大株主でもあるが、全員一致でGFTとの連携が長期に株主利益の最大化に貢献すると考えた。このコンビネーションにより、当社の株主は期待されるシナジーとして、40百万ドルの90%を獲得した。対して、FXCMの提案は50百万ドルの15%のシナジーだ。

当社は、この合併によるシナジー効果に期待している。財務力を生かし、さらに力強く成長し、イノベーションを起こし、業界を牽引できる。

次の質問は、GFTの売却価格の妥当性だ。GFTの2012年の数値を見ると、EBITDAは-23.4百万ドルであり、97.8百万ドルの収益を上げている。2012年は厳しい年であったことは承知している。結果、ホワイト・ラベル業者もいたが、コストカットを行い、米国、日本市場から撤退した。Q1の市場回復の中で、GFTはEBITDAで1.8百万ドルを記録したに過ぎなかった。これによりビジネスを再生し、成功しなければ80百万ドルの現金は、やがて底を着くとの考えは避けられなかっただろう。

これらから、このディールはGFTにとってもベストであり、シナジーが発揮できれば、Tilkin氏はアップサイドのある妥当なエグジットを見出したと言えるだろう。

パートナーシップ

興味深い項目として、GFTのアフィリエイト取引高だ。ゲインは、次のように述べている。:

「GFTはパートナーシップにより、2012年の世界のリテール取引高の75%以上を生み出している。この強力なパートナーシップは、ゲインのFOREX.comブランドを補完し、合併会社の取引高は、52%がパートナーシップ、48%がダイレクトビジネスからもたらされることになるだろう。」

ゲインのビジネスモデルが変化することを暗示している。FOREX.comブランドは、見込み客の獲得に業界平均より低いコストの広告で対応しているが、今後はパートナーシップモデルへのシフトもありうる。ダイレクトコストが高いことに苦労しているのは、彼等だけではない。おそらく最小のパートナーシップ・コストを示すOANDAでさえ、収益の落ち込みをアフィリエイト・プログラムの導入で埋めようと考えているようだ。ゲインはおそらくスタッフのリストラを進め、ビジネスデベロップメントと、B2Bビジネスにさらに傾注すると思われる。

ゲインは、GFTのパートナーを捉える能力を含め様々な強化を施し、35~45百万ドルのシナジーを実現して行くだろう。

FXCM

ここからFXCMはどこへ行くのか?FXCMのVice President, Corporate CommunicationsであるJaclyn Klein氏は、「当社は、今朝ゲインの返事を得てリビューしている。当然、返事をして行く。」と述べた。

FXCMへの回答の中で、ゲインは次のように述べた。

  • 提案は、ゲインの価値或いはコンビネーション・シナジーを適切に評価していない。
  • 取締役会は、ゲインの株式価値が過小評価されていると信じる。
  • 提案は、FXCMの株価の過去5か月の40%に相当する純資産を得ようとする試みであり、ゲインの株価が歴史的安値である中で、市場のプレミアム以下で買収しようとしている。
  • ゲインの第1四半期の結果と、GFTとのハイレベルな戦略に基づくシナジーを持った買収は戦略の一環であり、さらに価値を生み出している。

さらに興味深いコメントして、ゲインは「2013年にFXCMが買収提案を公開する前に、FXCM又はそのアドバイザーがゲインに接触したことはなかった。」と述べた。

Gain Gft Merger Announcement


Image courtesy of Flickr

この記事の原文はこちら(Original article by Ron Finberg at forexmagnates.com)

latestreport_here

フォレックス・マグネイト日本版公式facebookページ





コメントはまだありません.