クレディスイス社 世界最大のダークプール、Crossfinder プラットフォームの取引高を非公開へ

 スイスの大手銀行であり、Crossfinderプラットフォームの提供者であるクレディスイス(Credit Suisse)は、世界最大のダークプールの運営者だ。昨年末、FXCMはCredit Suisseと合弁会社を設立し、FastMatch社とECNをスタートさせた。

 FastMatchは、ECNとして知られるプライシング・エンジンだ。当初は、株式取引に使われていた。株式取引は取引所に集中しているが、注文のフローは多くのECN取引に分かれている。メイン・オーダーブックに注文を繋ぐプラットフォームだけでなく、注文を執行する最良のサイトを判断する必要もある。フォレックス・マグネイトは、この点を2012年第4四半期レポートで詳細に語った。

 ダークプールは、近年取引高が拡大した。北アメリカの成長が特に著しい。昨年、米国の株式ダークプール取引高は新記録となり、FlexTradeのようなテクノロジー企業は、FX市場参加者にダークプールを売り込み始めた。

download (2) エージェンシー・ブローカーのRosenblatt Securities社と調査・投資顧問会社のTabb Group社は、ダークプールに関するレポートを発表しているが、Credit Suisseがデータの提供を停止したと述べた。Tabb Groupは、北米のHFT(高頻度取引)に関する規制状況の調査を行ってきたが、CEOであるLarry Tabb氏は、2012年3月のCFTCのHFTに関する公開ミーティングに参加した。

  RosenblattのJustin Schack氏は、「Credit Suisseの決定には失望したが、ビジネス上最善と信じることを実行した点では尊重する。」と述べた。

 ダークプールは、プライベートな電子取引プラットフォームで、匿名の売り手、買い手が参加し、注文は執行されるまでわからない。取引サイトは、本来大きな機関投資家注文によるマーケット・インパクトを最小化するために生まれてきた。

 株式市場では、市場外取引が過去5年間に15%成長し、一方、すべての取引では35%強成長していた。

 4月9日のSEC主催による会議で、NYSE Euronext、Nasdaq OMX Group、BATS Global Marketsの各幹部は、市場外取引の成長がスプレッドのワイド化を進め、市場を不透明にし、日中のボラティリティを増加させていると述べた。

 「ダークトレーディングが、透明性に関して、さらにダークにしているとは思っていない。」とNYSEスポークスマンの Rich Adamonis氏は述べた。NasdaqとBATSは、コメントを控えた。ダークプール運営者は、自主的にデータをRosenblattとTabbへ提供していた。

 SECとのミーティングの中で、各取引所はカナダで10月に実施されたルールに触れた。ダークプールが、一般的に提示するプライシングを改善し、市場外取引最小取引単位を見直させた。

 米国には、13の証券取引所と約50のダークプールが存在している。

 米国の大手ダークプールのいくつかは、取引所の顧客でもある銀行によって運営されている。その他に、Morgan StanleyのMS Pool、CitigroupのCiti Matchがある。

 SEC会長のMary Jo White氏は、3月の上院委員会のヒアリングで確認したが、ダークプールについては、市場、取引所注文への影響、HFTへの効果など、さらに調査が必要だと語った。

 TabbのAdam Sussman氏は、ウェブサイト上で市場外取引高の調査を続けると語った。

 さらに同氏は、「率直に言って、私たちの予測値は以前と比べると正確さを欠くだろう。最大のダークプールを失ったからだ。しかし、業界にとって数値を計測することは、引き続き重要だ。少なくとも、規制当局が同様に感じ、取引高を計測する良い方法を見出すまで、休むことはできない。」と述べた。

この記事の原文はこちら(Original article by Andrew Saks McLeod at forexmagnates.com)

latestreport_here

フォレックス・マグネイト日本版公式facebookページ





コメントはまだありません.