月次アップデート イギリス編

by Forex Magnates at 17 April, 2013 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 海外業者 | 海外総合

ロンドンは、世界の金融センターとしての役割を果たすと同時に、世界経済へ顕著な影響を与えてきた。

EUに加盟しながら、英国は独自のソブリン通貨を維持してきた。リクイディティ・プロバイダー、銀行、テクノロジー企業からなる、巨大FXセクターの中心地となっている。英国経済の多様化と進歩は、1980年代に加速した。10年間に及ぶ成長は、マーガレット サッチャー首相のリーダーシップによるところが大きい。ロンドンを金融の有力都市に引き上げ、英国債への投資家評価も引き上げた。サッチャー氏は、今月87歳で逝去し、一つの時代が終わった。

規制

今月、英金融サービス機構(FSA)は、28年の歴史に幕を閉じた。事前発表は2年前になされていたが、2013年4月1日、金融行為監督機構(FCA)に入れ替わった。FCAは、英国の金融サービス業界の監視と規制に責任を持つ。

downloadFSAはかつて、金融業界、銀行業界の監督、検査執行権限等を有する唯一の規制当局だった。FCAは、規制強化による監督権限を有している。安定的な経済を確保する責任は、バンク・オブ・イングランドの一部であるプルデンシャル規制機構に移管された。同機構は、銀行、インベストメント・バンク、ビルディング・ソサエティ、保険会社等の金融関連企業への規制を進めて行く。

2つの機構が、FSAに取って代わった。FCAは、特に大企業を中心に、積極的な監督を行って行く。

法人向けFX

多国間のトレーディング・ファシリティを提供する、規制された取引執行サイトのLMAX社は、カルフォルニアのソフトウェア企業、Azul社が開発したZing Java Virtual Machine(JVM)を導入した。低レイテンシー執行サイトとしてのパフォーマンス適正化のためだ。

CMEグループは、英国で事業拡大を図ったが、今月、Equinixをロンドンのデータセンターに採用した。CME Globex hubは、EquinixのLD4/LD5 campusに実装され、欧州のトレーダーにアクセスする為の優位性をCMEに与えた。

カスタマイズ モバイルプラットフォーム

iPadアプリは、MT4トレーダーの間に溢れている。しかし、プラットフォームがカスタマイズされると、モバイルアプリは対応に時間がかかる。ETX Capitalは、証拠金の追加入金が出来る、自社製iPadアプリを今月初めにローンチした。

LCH.Clearnetに政府認可

ロンドンのマルチ・アセットクラス決済機構のLCH.Clearnetは、オーストラリア政府によって、オーストラリア金融エネルギー取引所(FEX GLobal)に上場する、エネルギー、商品及び環境関連デリバティブの指定決済機関に指名された。アジア太平洋地域は、多くの新たな取引所がスタートしており、重要性を増している。LCH.Clearnetは、オーストラリアとアジア太平洋地域の取引参加者が、マルチ・アセットクラスを取引する際の優れた流動性と透明性を提供する。

London Capital Group社

今年の初めに訴えられた、London Capital Groupは、すべてのM&A交渉が失敗し、City Index社が興味を失った段階で、孤立化した。同社は、2012年が前年度の710万ポンドの利益から、20万ポンドの欠損となった。

City Index社

City Indexは、最近グローバル展開の一環として、イスラエルに拠点を開設した。同社はオーストラリアにも拠点を持っているが、当局と問題を起こし、今月ASICによる検査を受けた。

テクノロジー

ASICは、City Indexから、新たな検査結果による改善案を出させることが出来た。検査には、英国のFirst Derivatives社製ソフトウェアが使用された。Delta Streamシステムによって、規制当局はランダム検査や顧客の訴えベースの検査より、効率的な検査を進めることが出来る。同システムは2012年12月に採用され、この4月にCity Indexの資金管理不備と、Halifax Securities社のリスク管理手続きの不備を発見した。

総括と方向性

イギリスのFX業界の話の中で、話題になっているのは、テクノロジー・イノベーション、企業動向と競争力の維持だ。

特徴的な話は、以下の通りだ。

1) インターフェイス開発、ソーシャルトレーディング機能の追加。メタクオーツ社が、第三者によるアプリ開発を制限。これは、他のプラットフォームに目を向けさせるか。

2) 競争力維持のために、巨大なオペレーションコストを抱える、大企業同士の合併。コスト削減のため、M&Aには副作用があり、想定以上の人員減少となった場合のオペレーション能力への影響。

3) 新規参入業者との競争と為の、大手業者によるスプレッド縮小とコミッション削減へのプレッシャー

4) キプロスを去る業者にとって、次の候補地はどこか。問題が続くユーロゾーンに比べ、ロンドンは魅力的か。

5) トービン税(FTT)

この記事の原文はこちら(Original article by Andrew Saks McLeod at forexmagnates.com)

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