オーストラリア証券投資委員会(ASIC)取引レポーティング義務について新規制案

by Forex Magnates at 15 April, 2013 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外その他

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 ASICは、金利スワップ等、OTCデリバティブのレポート義務について、新規制案を提示した。

 提案は、OTCデリバティブに関するG20ミーティングに向けてのステップだ。免許及びデリバティブ・トレード・レポジトリー(データ機関)の扱いに関するASIC意見に沿っている。

 205デリバティ取引レポーティング意見書(CP205)は、どの法人がトレード・データ・レポジトリーに報告し、どの情報がレポートされ、いつレポーティング義務が発生するか提案している。

 規制案は、証券監督者国際機構(IOSCO)と支払・決済システム委員会(CPSS)の国際的な合意基準に沿っている。

 ASICは、EU、米国、シンガポール、香港、カナダ等を含む世界各国の現状を踏まえ、新レポーティング体制を検討している。国内の諸規制と矛盾せず、一貫性のあるものを目指している。米CFTCは、同レポーティングについては、一歩、進んで検討していたが、先週、スワップ・ディーラーのみに規制を設けることにした。

 現在、海外FXブローカーとホワイトラベル等のパートナーシップを結ぶことが出来る。海外企業が、異なる社名のオーストラリア法人を設立することも可能だ。いずれにしても、規制を満たす必要がある。国内銀行に必要な資本を自己資本ルールに沿って保持し、国内コンプライアンス・ディレクターが、記録を維持し、ホワイトラベル又は関連会社によって、インフラ共有による国内営業が行われる必要がある。一方、ディーリングデスクは、海外にあっても可能だ。

 ASICによる今回の規制案は、国内のOTCビジネスの規制強化が進むことを予想させる。当局は、現在、検査を進めている。未だ、発見されていない不正についても、ランダム検査や顧客クレームに頼るよりは、専門ソフトが該当ブローカーのオペレーションや不正の温床を探り当てている。

 ASICの提案:

  • 主たる金融法人(2013年9月30日現在、想定元本500億ドル以上の店頭デリバティブのポジションを持っている企業)は、2013年12月31日から、特定のアセットクラスにとって、レポーティング義務が発生する。
  • その他の小規模金融法人は、2014年6月30日から、特定のアセットクラスに関して、レポーティング義務が発生する。
  •  CP205は、金融サービスライセンスを有しない企業に対しても、OTCデリバティブ取引を行っている法人に対して、2014年末からレポーティング義務を課す。規制案は、パブリックコメント(一般意見)を経て、正式な効力を発生することになる。

     ASIC 副会長のBelinda Gibson氏は、「今回のステップは、G20 OTCデリバティブ指針に沿った、オーストラリアの体制作りにとって、大事な一歩だ。提案された新規制は、市場参加者の利害と経済全体への影響を考える上で、OTC デリバティブ市場の規律と安定性を確保するために重要だ。

     この改革は、規制当局と一般投資家にとって、OTCデリバティブ市場の透明性を確保し、システミック・リスクを軽減するためのモニター機能を高めるだろう。」と述べた。

     CP205の提出は、2013年5月1日が期限だ。

    この記事の原文はこちら(Original article by Andrew Saks McLeod at forexmagnates.com)

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