メタクオーツ社 第三者開発制限による影響

pandemic_closure 直近のメタクオーツによる第3者開発業者MT4iに対する警告は、インターフェースの提供を停止させ、顧客資金のブローカー離れを引き起こした。複数の大手ブローカーは、MT4に提供されたインターフェースによる多くのフェイス・リフトを歓迎していた。先般、FX及びCFDブローカーであるVantage FX社や、IBFX & Tradenext社は、彼らのプラットフォーム・バージョンが提供できなくなったと顧客に通知した。

 MT4の改良バージョンを使っていた顧客は、今後は、そのアドオンが使えないと告知された。英Tradenextは、4月8日(月)に、他のプラグイン・バージョンを配布した。IBFXと Vantageは、彼らの新インストーラーが、14日(日)と15(月)にライブになると顧客に通知した。

 IBFXは、告知の中で、「当社は、あなたが間もなく経験する、MT4プラットフォームの変更についてお知らせします。これらの変更は、MT4の所有者であり、製作者であるメタクオーツ社によって行われました。」と述べた。

 Tadable社のCEOであるJannick Malling氏は、「メタクオーツは、今後のビジネス運営の適正化を決断したのだろう。インハウスで作るか、第3者のパートナーと組むかは、信じるか否かの問題だ。内製化は、ブローカーが他社との差別化を狙っている以上、開発者自身にプレッシャーを与える。」と語った。

 MT4iのインストーラーは、各種の機能アップを提供していた。OCO注文、自動決済、トレーリング・ストップ、アドバンスト・アラートなどがあり、トレーダーは、ワン・クリックで、複数のポジションを決済することができた。

 プラットフォームの世界におけるメタクオーツの支配は、他社への関心を招くだろう。Tradableは、2013年2月に最初のオープン・プラットフォームをローンチした。同プラットフォームは、第3者にアプリ開発権限を与え、それを外販する権利を与えた。同社は、アップルストアと同様の形式により、プログラマーや開発者に、独自の商品を販売する権限を与えた。

 Jannick氏は、「アプリ・ベースのプラットフォームとして、当社は、基本的に異なった方針を持っている。膨大なアプリを作ってくれる第3者を援助し、協力している。当社は、特定の開発について、私たちより優れた能力を持った人々がいることを信じている。したがって、機能を統合し、拡張する権限を与えることが妥当だと考えた。」と付け加えた。

 Vantage FXは、MT4を使ったバイナリー・オプションソフトをローンチしていた。同社は、MT4iの廃止に関する告知の中で、「バイナリー・オプション取引も、MT4インターフェース上では出来なくなった。」と伝えた。

 変化は、他のプラットフォーム提供者に機会を与えるだろう。PFSOFT社のCEOであるDenis Borisovsky氏は、「ProTraderプラットフォームは、多くのプロ向けツールを、上級トレーダーに提供する。すでに、拡張と差別化のために、多くのAPIを提供している。」と述べた。

 メタクオーツの行動は、市場のプロから多くの批判を浴びているが、ITの世界では、第3者によるカスタム化や改修を制限するのは、慣行となっている。FX VPS商品サービスの提供者である、Red Paladin社のCEOであるKrupal Majmudar氏は、「MT4の第3者ソフトウェアの排除に関する、メタクオーツの告知は、アップルやマイクロソフトのスタンスと共通している。第3者開発業者は、彼らの商品が、ユーザーからの要請で、機能性に関する限られた改良が、メタクオーツが言う改修に該当しないことを確認して進む必要がある。実際には、難しいグレーエリアがある。」と語った。

 数社の第3者開発業者が、MT4の導入以来かかわってきた。EA取引の盛り上がりの中で、粗悪なブリッジプロバイダーも現れたが、彼らはFX取引で重要なコンポーネントを提供してきた。今後、プラットフォームに関する権利を確保するメタクオーツの行為によって、利用できるツールが減少するが、ユーザーが取引行動をどのように調整して行くかを観察することは興味深い。

この記事の原文はこちら(Original article by Adil Siddiqui at forexmagnates.com)

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