FX詐欺 VFRS社 3.2百万ドルの罰金:米FX投資顧問業規制の今後

by Forex Magnates at 1 April, 2013 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外総合

 カリフォルニア在住であり、FX会社のCEOであるVictor Yuが提訴された。彼の会社であるVFRS LLC社と責任を分担する形で、CFTCより、約2.15百万ドルを顧客に返還し、27万ドル以上の不正所得を掃出し、80万ドル超の民事制裁金を支払うよう命じられた。命令は、同時にYuに対し、恒久的に取引及び登録の禁止、VFRSに対し、連邦商品法の今後の違反を禁じた。

 欠席裁判及び永続的差し止め命令が、2013年3月26日付で、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のYvonne Gonzales Rogers判事によって、裁判所命令として交付された。命令は、2012年7月26日に提出されたCFTC提訴に基づくもので、被告人Yu及びVFRSは、詐欺目的で非上場外国為替取引を行い、商品取引顧問業者(Commodity Trading Advisor:CTA)として登録していなかったことが開示された。

 裁判所命令は、被告人が詐欺目的で勧誘を行い、100人以上の個人がFX取引口座を開設したと述べている。被告人は、顧客にとって「極めて安全な」取引プラットフォームを開発し、顧客への不正な勧誘を行い、顧客に損失をもたらした。併せて、複数の顧客に対してすべての取引結果が利益を上げており、1920年代の通貨市場の動きに似た動きを予想できたなどと、虚偽の説明を行っていた。

 同命令書は、さらに2009年から現在にかけてFX取引に顧客を勧誘し、5百万ドル以上を集め、同時期に2.15百万ドルの損害を与えていたと開示している。その間、被告人は、サービスフィーとして27万ドルを受け取っていた。

 一旦、顧客が取引口座を開設すると、Yu及びVFRSは、顧客からユーザーコードとパスワードを入手し、顧客の口座で取引を行っていた。この行為によって、Yuは無登録CTA業者として活動していたと見なされた。

 本件に責任のあるCFTC監督執行部門のメンバーは、Robert Howell, Jennifer Smiley, Joseph Patrick, Susan Gradman, Scott Williamson, Rosemary Hollinger, and Richard Wagnerの各氏だ。

 CFTCは、未登録CTA業者の案件には厳しい態度で臨み、資格はく奪や非常に高額な罰金を課している。一般的に、FX取引は、「取引執行のみ」の商品として、ほとんどの金融規制当局に認識されており、ブローカーサイドで投資アドバイスが行われることはなく、顧客はブローカーで、FXを取引する自由意思を維持し、取引条件から明らかなように、こうした取引が法令に違反することはない。

 現在、FX投資家のためにポートフォリオマネジャーとして行動することは、ほとんどの法地域で合法的だ。ほとんどのFX業者で提供可能な、マルチ・アカウント・マネジャー(MAM)方式だ。MAM口座は、マスター取引口座と、投資家の資金が入れられたサブ口座で構成されている。この種の口座の業務フローは、トレーダーがマスター講座で取引を行い、それらが自動的に投資家のサブ口座に記帳されるというものだ。

 この取引は、第三者の為の取引を意味するが、現在合法的で助言業者の資格は不要だ。同様のことが、EA 、ZuluTradeやトレーデンシー社のミラートレーダーなどのソーシャルプラットフォームのコピートレードにも適用される。

 米規制当局は、FX業界のこの分野を注視している。EAやコピートレードを、投資助言や無免許業者が投資家のために取引を行っていると認識するルールは、未だ導入されていないが、おそらく時間の問題であろう。

 米国に追随する国はあるだろうか? 興味深い時期だ。

この記事の原文はこちら(Original article by Andrew Saks McLeod at forexmagnates.com)

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