バイナリーオプション vs FXトレード

by Forex Magnates at 5 February, 2013 カテゴリ: 取引システム | 海外取引システム | 海外総合

 バイナリーオプションの取引プラットフォームを提供する6業者をみてみると、最初に、バックエンドからフロントエンドまでが「全て1パッケージ」となっていることに気がつくであろう。

 公開用のウェブサイト、エンドユーザー用の取引プラットフォーム、支払いシステム、そして、CRM(顧客管理システム)やCMS(コンテンツ管理システム)までもが含まれている。全般的に、バイナリーオプションを提供する業者(以下、「バイナリー提供業者」とします)は、手早く、簡単に導入できることをアピールしている。加えてバイナリー提供業者は、ユーザーにやさしい、より使い勝手の良い機能を持たせるために、プラットフォームのインターフェースを強化にし、取引を行うに際し、様々な設定を短期間で追加してきた。これらの特徴は、顧客に対し商品の理解をわかりやすくすることを目指した。

johnlewis

John Lewis
CMO at ConversionPros

 バイナリー提供業者は、これらの特徴が販売時のセールスポイントとなり、収益につながるコンバージョン率の増加につながると力説している。バイナリーオプション業界は、従来のスポットFX部門とは異なるトレンドをもつ法人顧客獲得に向けたマーケティング展開に移行してきている。

 プラットフォーム提供業者は、B2B市場の問題点は(システム)統合とカスタマイズのようだと唱えているが、いかにして商品がエンドユーザーに効果をもたらし続けられるかという点に、フォーカスしはじめた。新しいプラットフォームの利点は、低レイテンシー、多様な注文方法、STP、チャートシステム、ソーシャルトレード、そして自動売買機能が含まれる。

 コンセプト全般は、強固なプラットフォームが、結果として、より多くの取引につながるということであろう。バイナリーオプションで登場するゲーム性の手法は、高品質な注文執行と専門的なプラットフォームをもつFXとは逆行している。この対比は、2つの商品を比較できるようになった、ほんの1,2年前からである。

 FXまたはバイナリーオプションブローカーとなるかどうか、また、既存ビジネスにバイナリーブランドを追加するかどうかは、マーケティングコストを含んで考えることが必要となる。主要課題をより理解するために、フォレックス・マグネイトは、意見とマーケット評価を求め、この分野における3人のエキスパートと話した。

 我々のパネラー:Ran Cohen氏。デジタルマーケティング代理店である、FX-Leads社のCEO。FXおよびバイナリーオプション業界で新顧客獲得に特徴をおく。

 John Lewis氏。ConversionPros社のCMO。リテール金融にフォーカスしている、デジタルマーケティング代理店。

 Bart Burggraaf氏。Media Group London社のパートナー。オンライン取引会社にフォーカスし、フルサービスを行うマーケティング代理店。Media Group London社は、世界中にオフィスを構えるMedia Groupの一部。

 バイナリーオプションとFXの間でのリードコストとコンバージョン率はどうでしょうか?それぞれ異なる顧客層でしょうか?

 Ran氏:「私は最終的に、FXとバイナリーオプショントレーダーは、リスク重視の同じ顧客層だと信じています;一方、新規の顧客に関して、人々(orあなた)は、FXの顧客は、より経験を積んだトレーダーであり、経済的に強固な状況にあり、一方、バイナリーオプションブランドは、いち早くお金を生み出し、ギャンブルを求める顧客層にターゲットしていると異議を唱えるかもしれません。既存顧客に関しては、トレーディングや市場分析に精通しているFXトレーダーをバイナリーオプショントレーダーに転換させるのは、難しいでしょう。」

 「異なるターゲット層が故に、FXにおけるリードコストは、バイナリーオプションよりも高く、バイナリーオプションのコンバージョン率は、FXよりも高いのです。」

 John氏:「リードコストをFX提供業者と比較すると、バイナリーオプション提供業者が低いです。主に2つの理由があげられます;バイナリーオプションにおいては、キーワードに関連するCPC(1クリックあたりコスト)が、より安価である一方、クリックからのコンバージョンが高いことです。」

 「英国で、”Forex Trading”というキーワードは、1クリックあたり、およそ7.90~9.71ポンドであるのに対し、”binary options”というキーワードは、およそ3.28~4.04ポンドです。」

 「結果として、バイナリーオプションブランドは、一般的に、バイナリーオプション取引における商品理解が容易で、CPCが低く、クリックからリードされるまでのコンバージョン率が高くなるのです。」

 「しかし、CPA(1顧客を獲得するためのコスト)は違っていました。-CPAは、おそらくバイナリーオプションの方が低いが、顧客のLifetime Value(顧客生涯価値)は低く、サイクル全般としても低いので、どのブローカーもビジネスプランを考える必要性が迫られていることを肝に銘じる必要があるでしょう。」

 Bart氏:「もしこのように比較するのであれば、バイナリーオプションはよりわかりやすい上に、コンバージョン率も高く、ビジターやリードをライブ口座へと導いてくれるでしょう。ただ、現在、旧来の手法(広告、ブランド認知等)で、マーケティングを行っているバイナリーオプション提供業者がほとんどないことだけは、肝に銘じておかなければならないでしょう。

 SEO、アフィリエイト、低価格のブロードメディアにフォーカスしています。たしかに、ゲーム業界の背景から由来するもので、この業界をリードする手法だったと思います。この手法は、数値に関してインパクトを与えます。もしCPAの理論を持ち出せば、リード手法の質も低いので、顧客の質も低くなります。

 しかしながら、リスクがほとんどないので、これらの手法を推し進めます。私は、十分に資金力のあるブローカーが、何某か良いことを成し遂げ、すばやく市場シェアを獲得できる機会があると思っています。ただ、時間の問題でしょう。」

 詳細は、来たる2012年第4四半期リテールFX市場調査報告書にて、とりあげられる予定だ。

この記事の原文はこちら(Original article by Andrew Saks McLeod at forexmagnates.com)

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