11月 グローバルFX業界レビュー

by Forex Magnates at 4 December, 2012 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 海外業者 | 海外総合

 11月は、公開企業の「決算発表」が行われる月として知られているが、多くの企業で第3四半期の利益は、2011年の対前年同期比、大幅減少となった。驚くにはあたらないが、収益と利益は、前年比、激減した。困難な時期について、グループCEOのMichael Spencer氏は、「今の時期は、ホールセール金融市場における私の36年間のキャリアの中でも最も厳しい時期の1つだ。」と述べた。一方、僅かながら希望の光も見えた。複数のブローカーが、新しい商品の提供により、プラス成長を遂げたという点だ。利益の数値をさて置き、11月において厄介だったことは、9月に一時的にジャンプした取引高が、10月には再び減少した結果をどう捉えるかだった。米国大統領選の影響下、リスクアセットの価格上昇に伴う流動性の回復が見られ、11月のFX取引高がどうなるのか見届けるのは興味深い。

 厳しい環境下、11月は、複数のブローカーが新規顧客の獲得と既存顧客からの取引量拡大のために多くの商品をローンチした月として特徴づけられる。驚くべきだが、多くのブローカーがビジネスの引き締めを行っていたが、いくつかの新規事業もローンチされていた。

 11月の主なテーマ:

 第3四半期(Q3)利益の対前年比減少:FXブローカーのゲインキャピタル社FXCM社は、インターディーラーブローカーのICAP社と共に、Q3の対前年同期比利益が減少したと報告した。一方、多角化している複数のグローバル銀行が、利益を報告したが、彼らのFX部門の収益は減少したと述べていた。

 ブローカーの楽観度:対前年同期比、利益が減少したにも拘わらず、ゲインキャピタルとFXCMは、2013年に導入が予定されている法人向けプラットフォームにより成長機会を見言い出したと楽観的な発表をした。

 EBSの再グルーピング:困難な時期とはいえ、ICAP社は、Traianaポストトレード事業部の頼もしい収益を発表し、FX以外の事業拡大を目指していると語った。ICAPは、プラットフォーム事業であるEBSの取引高も、10月は減少したが、ディーリング・ルールを変更したことにより、取引高は長期的に上昇すると楽観的だった。利益発表の後、EBSにおける大きな出来事は、EBS Directのローンチであり、伝統的な商品に沿って(インターバンク直結の)ダイレクト・リレーションシップを提供する商品だ。

 プロダクト・ローンチ:EBSに加え、ブルームバーグは、プライス・フィードに中国元のインターバンク・レートとFXGO上にFXオプション取引を追加したことで多忙だ。ゲインキャピタルは、OECユニットに携帯取引プラットフォームを導入した。一方、Admiral Markets社は、MT4の上級バージョンを導入した。先物市場では、ICE社が米国で初めてインド・ルピー先物契約をローンチした。2012年の取引高は減少したが、コストは変わらない。ブローカーや取引所は、さらに競争優位に立つために、商品ラインの統合を行ってきている。

 新商品とブローカー:11月、新しい会社による最も認知された商品導入は、Tradable社のオープンソース取引プラットフォームだった。加えて、厳しい環境下でも、6社のブローカーが、キプロス規制当局であるCySecに登録し、オフィスを開設した。

 組織の再構築:ブローカーの業務閉鎖は続いている。11月に、サクソバンクは、250人の従業員をカットし、イスラエルと香港のオフィスを閉鎖した。Oandaも、業務統合を行い、ドバイオフィスを閉鎖した。

 規制:最新の規制状況では、NFAが引き続きFXブローカーを怯えさせている。NFAは、RFEDライセンスでもFCM同様、20百万ドルを要請されるだろうと発表した。このような変更は、FCMからRFEDへステータス変更したブローカーにインパクトを与えるだろう。日本では、日本の金融庁がバイナリーオプションの規制を検討している。規制が発効されるまで、日本のブローカーは、既存業者が営業を続けている中で、新たなバイナリーオプションの導入を凍結させられている。

この記事の原文はこちら(Original article by Ron Finberg at forexmagnates.com)

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