ゲインキャピタル社新CPOにインタビュー『FXトレーディングとカジュアルインベスター』(続編)

by Forex Magnates at 4 September, 2012 カテゴリ: 世界FX取引業者動向

フォレックス・マグネイトは、最近、ゲインキャピタル社のCPOに就任したMuhammad Rasoul氏に接触した。彼がGFT社からもたらしたもの、ゲインキャピタル社の将来、FXとトレーディング業界全体への思いなどを聞いてみた。インタビュー記事で報告した通り、多くの興味深いトピックが話し合われ、私たちは、業界全体のインタビュー記事の一部として、追加レポートする。

私たちの興味深いポイントとは、FXトレーディングの中に株式投資の感覚を持ち、401Kのための将来的な蓄財を目指し、パッシブ(受身的)な投資として、ミューチャル・ファンドに投資するようなカジュアルトレーダー(中長期投資家)がいるかどうかだ。株式投資の中長期の投資家は、ポートフォリオの中でアップルやグーグルを25株持っているファンドを買うが、FXでは顧客はすべてアクティブなトレーダーかという単純な疑問だ。

Muhammad Rasoul氏は、「アクティブトレーダーが典型的な顧客であるが、常に全体の経済動向に基づいて中長期のポジションをとる小グループが存在していた。しかし、これらの顧客が取引するボリュームは極めて小さかった。」と説明する。Rasoul氏が述べる一つの新しい視点は、これらの投資家が(アクティブ)市場に参加するために、こうした投資家に“コピートレーダー“の手法を伝えることも一策ではないかという点だ。これらのコピートレード関連商品を提供できる会社の出現と関連テクノロジーを提供するブローカーの継続的な啓蒙により、”コピートレーダー“が日の目を見てきていると言えるだろう。
実際、7月に私たちは、インヴァスト証券が通常のマニュアルトレーダーより、ミラー・トレーダーで取引したがっている顧客が多いことを知り、Tradency社と組んで成功したことを伝えた。Rasoul氏は、課題は、長期的に戦略を見出せるかだと付け加えた。

コピートレーダーは、カジュアルトレーダーに受け入れられるどうかだ。コピートレーディングは、顧客に戦略を調査し、選択し、投資金額とそのアロケーション(配分比率及び配分金額)を決め、戦略の持続的な検証を要求する。具体的にアロケーションは、複雑だ。顧客はマスタートレーダー(達人)のポジションサイズをコピーするのか、それとも一定のサイズ(たとえば、すべて0.1ロットとすること)を事前に決めて置くかだ。ミューチャルファンドとは違い、マスタートレーダーに関する情報は、極めて限定的だ。

コピートレーディングの他に、カジュアルトレーダーにふさわしい良さそうな商品があるだろうか。FXトレーディングに関する認識が広まっている中で、今後、ミューチャルファンドタイプの商品の成長がありうるだろうか?レバレッジをほとんど使わず、取引回転数の少ない商品を拡販することにFX会社は興味を持つだろうか?

私は、グローバル及びEUの金融危機により、通貨関連商品へニーズは高いと思う。しかし、一方で、米国のカジュアルインベスターは、例えば、20,000AUD/USDペアを買って、ドル安から身を守ろうとするだろう。レバレッジには興味がないだろう。
一方、おそらく可能なアプローチは、確かなトラックレコードを持つ、トレーダーが運用する通貨投資を行うミューチャルファンドだろう。それをFXブローカーが販売する。顧客の視点からは、商品はほとんどパッシブである。フィーは小さく、レバレッジも最小だ。ブローカーの視点では、取引の少ない顧客から、ファンドによって継続的な収益源を得られる点だ。

現在、通貨関連ファンドを提供するミューチャルファンド会社は極めて少ない。一方、私が知る限り、FXブローカーが、こうした商品のマーケティングに組み込まれているケースも見たことがない。

従って、このようなファンドビジネスにFXブローカーが関与するつもりがあるか?このファンドビジネスは、FXブローカーにとって新たな収益源になるか、或いは、既存の収益源と共食いとなるか?FXブローカーが販売するに値する、カジュアルインベスター向けの他の商品があるか?等さらに意見を伺いたい。

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この記事の原文はこちら(Original article by Ron Finberg at forexmagnates.com)

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