インド 通貨オプションにより上場デリバティブ取引を強化

by Forex Magnates at 29 August, 2012 カテゴリ: FX取引サービス

世界11番目の経済規模を誇るインドが、アジアの主たる金融ハブとなるために取った戦略は、インドの最大の取引所であるMCX(Multi Commodity Exchange of India Ltd:インドマルチ商品取引所)に上場通貨オプションを導入することだ。新たなオプション商品は、2008年9月に通貨先物取引がローンチされてから4年後に実現される。

かつて、閉じた経済であったインドは、テクノロジーに優れた金融商品の取引ハブとして、自らを上手く位置付けてきた。4つの商品取引所を立ち上げ、金取引においては最も流動性の高い市場だ。さらに、銀取引では、世界最大であり、天然ガスで2番目、原油(契約枚数)では3番目だ。

通貨オプションは、NSE(National Stock Exchange of India:インド・ナショナル証券取引所)及びUSE(United Stock Exchange of India:インドユナイテッド証券取引所)でも取引されてきたが、取引量はわずかだった。MCXは、手数料無料の通貨先物がローンチされて以来、NSEと激しい競争を演じてきた。戦いは、NSEが競争の結果、手数料を有料化した昨年8月まで続いた。通貨オプション取引市場に参画するために、MCX-SX(MCX Stock Exchange:MCX証券取引所)は、NSEやUSEの呼び値が25パイサであるのに対して、10パイサとした。このことは、トレーダーが10パイサごとの値刻みで売買ができるということだ。

店頭取引は、今尚、リスクヘッジのために多くの企業に使われている。2010年12月、RBI(Reserve Bank of India:インド準備銀行)は、店頭外国為替デリバティブ取引の最終ガイドラインを発表した。10億ルピーまたはそれ以上の純資産を持つ企業が参加を許される市場のルールとして、今年の2月から施行された。

インドは、オンラインFX及びCFDブローカーにとって好ましい市場だ。2000万人以上のトレーダーが株式や商品取引の新たな記録を作っている。FXブローカーは、インドがOTC FX取引の大きな市場になると信じている。英Alpariは、インドで事業を開始した最初のブローカの1社だった。それ以前に、英CMCマーケッツは、Reliance Money社と正式に提携していた。サクソバンクは、2004年に株式ブローカーのKarvy社と取引していた。

銀行間取引でG7通貨ペアを取引するには、プラットフォームとして,ドイツ銀行のAutobahn, 360T, FXall等を使用する。インドの銀行や機関投資家にこれらのプラットフォーム(商品・サービス)を提供するにはFEDAI(Foreign Exchange Dealers’ Association of India:インド外国為替取引業協会)の承認を取り付ける必要がある。

中央銀行は、投資目的でOTC FXを使用することに対して正式な告知を行った。2008年以来、オンラインFXトレーディングは、インドでミニブームとなったが、当局は、虚偽のリターンを約束したり、ハイリスク商品を理解していない投資家が騙されることを恐れてきた。

フォレックス・マグネイトは、FXオプションの取引手法とその利用方法について2012年第2四半期レポートで詳細にレポートしている。

この記事の原文はこちら(Original article by Adil Siddiqui at forexmagnates.com)

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