ロシア FX規制枠を草案へ

by Forex Magnates at 23 August, 2012 カテゴリ: 各国FX規制関連

他の主要マーケット(米国、欧州、オーストラリア、香港、シンガポール、韓国、トルコ等)はすでに一定のFX規制を行っているが、他の国も規制整備の姿勢を見せている。南米は、国によってバラツキがみられ、アフリカは適正な金融行政には、未だ数年の隔たりを持っている。中国インドはFX取引を締め付けている。イスラエルロシアは、FX規制を欠いているが、FX事業のハブとなっている。

イスラエルは、トレーダーの数でみれば小さな国だが、国外でFX業務サービスを展開する企業数においては大国の一つだ。ロシアは、アクティブ・トレーダー(直近レポートでは116,000口座)とブローカーの数(35業者以上)では、大国だ。しかし、1億4千万人以上の人口を抱えるロシアのFX市場は、悪いイメージを持たれている。多くのブローカーが詐欺を働き、数千のトレーダーの資金を奪い取ったと国内のオンラインフォーラムで批判が絶えない。Royal Max Brokers社や Broco社は、氷山の一角だ。

ロシアのFX規制の在り方については、フォレックス・マグネイトも含めあらゆるところで多くの議論がなされてきた。イスラエルのFX規制についても同様だが、過去数年の間、自主規制機関や政府関係者から散発的な意見があったがほとんど前に進んでいない。

KROUFRは、ロシアの主要FXブローカーによって設立された、最初のアクティブな自主規制機関だ。FX関連法規の施行を政府に訴えるロビー活動を続けている。未だ、実現していないが、KROUFRは(失脚の噂もあるが)、現在、同様の自主規制機関であるが若干異なるCRFIN に引き継がれている。一方、ロシアの株式ブローカーは、彼らが優位になるような独自のFX規制案を実現しようと活動しているが、これまでに同じく目立った結果は出ていない。

しかしながら、これらが間もなく変わるかもしれない。規制案が最終的にドラフトされたという兆候がいくつか出ている。ロシアの新聞、Vedomosti誌は、その情報源から、すでにFX規制案が草案され、間もなく政府に提出され、2013年1月の初旬に認可されるかもしれないと報じている。この素早い法制化は、近道によって可能になる。FXブローカーには、特別のライセンスは用意されないが、既存のディーリング・ライセンスを拡大して、他の金融商品を含めるようにするという案だ。多くのFXブローカーは、すでにFFMSより、一つのディーリング・ライセンスを持っている。

標準的なディーリング・ライセンスは、最低資本金が35百万ルーブル(約1.1百万ドル)であり、おそらくFXブローカーにも同じ基準が求められるだろう。一方、FFMSは、法制についての明言を避けているが、FX市場の規制を進めるための提案を公表した。

CRFINのCEOであるSergey Krivoborodov氏は、この件について、もし進められるとして、「規制枠は、厳格な基準をブローカーに求めることになるだろう。例えば、彼らは利益を保証できなくなる。」と述べた。「安定的」で「大きな」利益を訴えるFX業界のマーケティング手法は、ロシアFX業界の主な厄介事の一つだ。Krivoborodov氏によれば、FX取引を大きなリスクにさらすレバレッジも上限を決められ、さらに、会員ブローカーは、NFAが要請したような、特定の報告機関にすべての取引を報告する義務を負うことになるかもしれない。

ロシアが、実際にこの賢明なFX規制を施行するか否かは、今後を見守らなければならないが、一つだけ確かなことは、それがロシアのトレーダーにとって利益になり、彼らが安心してブローカーと取引をすることが出来るようになることだ。そのことによって、ロシアのトレーダーの数がさらに増加するだろう。一方、海外のFX業者は、常にロシア市場を観察してきたが、規制枠が固まるまでロシア市場への参入を控えてきた。仮に、規制ができあがれば、彼らはこぞってロシア市場に参入し、市場競争に貢献し、ローカル業者の質も高められることになるだろう。

この記事の原文はこちら(Original article by Michael Greenberg at forexmagnates.com)

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