最新マレーシア市場

by Forex Magnates at 22 August, 2012 カテゴリ: その他

1957年の独立以来、マレーシアは、アジアで最も経済成長した国の一つだ。1957年から2005年にかけて、実質GDP成長率は年率6.5%だった。その後も5-7%の成長を続けてきた。経済成長は、株式やデリバティブの取引所を有する、健全な資本市場の醸成に一役買った。世界最大のパームオイルの生産、輸出国として、マレーシアは、世界の商品取引所とパートナーシップを結び、国内農業製品の先物取引を成長させた。

国内市場における株式、先物取引の浸透に伴い、FX市場の成功が見られた。FX取引は、オンライン取引端末が出現した時期の2000年代の初めにマレーシアに導入された。米国、英国市場が提供するグローバルプロダクトに慣れているマレーシアは、FXCM, GNI, Deal for Free社のようなFXブローカーを通して取引を開始した。マレーシアの成長性を確信したブローカーは2005年までに直接、現地に進出した。顧客であるトレーダーは、ミニロット単位の取引や通貨の大きな変動に魅了された。ブローカーは、最低初回入金額5,000ドルにも拘わらず、喜んで取引を始める市場に魅力を感じた。このことで、多くの外国ブローカーが参入し、FXビジネスが拡大するきっかけとなった。

この参入の波に乗って、ロシア系のブローカーは、上手に立ち回った。FXOpen, Exness, InstaForexなどだ。一方、想像通り、無登録業者も増加し、結果としてマレーシアのトレーダーをターゲットとする詐欺が増加した。

最も人気のあるブローカーは、ODLとAlpari UKを含む英国の業者だった。しかし、英国の規制による時間のかかる口座開設プロセスは、主に本格的なトレーダーのみが留まることとなった。

マレーシアで業務を展開する外国ブローカーと共に、フォレックス・マグネイトは、国内に約150のIBが存在し、120,000人のリテール顧客が、日々、500-750百万ドルの取引をしていると予想している。トレーダーの数の割には、取引量が少ないのは、口座サイズが小さいことが原因と思われる。

機会

現在、マレーシアのFXブローカーにとって多くのマーケティングチャネルが存在している。最も人気が高いのが、トレーディング・フォーラムで、多くの新たなトレーダーが、潜在的にIBをめざし、新たなトレーダーを啓蒙するためにウェブサイトを立ち上げる場だ。伝統的なオンラインマーケティングの手法から離れて、ソーシャル・メディアがブローカーの新たな広告ツールとして人気を博している。国内に、インターネットユーザーの70%を占めるFacebookユーザーが存在し、スマートフォンは45%の市場シェアを占め市場を席巻し始めている。このように、FXブローカーにとって、ソーシャルベースのマーケティングやコピートレーダー商品への成長機会が存在している。

規制

詐欺と政府への不満の増大から、マレーシア中央銀行のBank Negaraは、詐欺を行った数人を逮捕した。中央銀行は、ホームページ上でFX取引にかかる警告を発し、2010年1月にマレーシア国外への送金を制限することに踏み込んだ。2010年以来、外国ブローカーは減少し、マレーシア国内の事務所が撤去された。にも拘わらず、マレーシアは、具体的なFX規制に踏み込んでおらず、国内市場は成長を続けている。規制が開始されれば、国内FX市場の様相は、劇的に変化すると思われる。どのような法令が施行されるかだが、IBとアフィリエイトは、事業継続が難しくなるだろう。あるいは、さらなる高成長が起こり、規制されたFX商品がアセットクラスとしてトレーダーに快く迎え入れられるかもしれない。

この記事は、マレーシアの第2四半期FX市場レポートと関連している。

この記事の原文はこちら(Original article by Ron Finberg at forexmagnates.com)

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