FXCM社、Q2収益報告書公開:ディーリングデスクオプションを再導入

by Forex Magnates at 14 August, 2012 カテゴリ: FX取引サービス | 世界FX取引業者動向

FXCM社が公開した2012年第2四半期報告書に特記すべきいくつかの重要な事項があった。

  • 低スプレッドの大口顧客増加により、マークアップによるリテール収益が縮小
  • オーストラリアでディーリングデスクサービスを再ローンチ、世界規模での展開も計画
  • ブローカー紹介料、2011年第2四半期比で13.7%減少
  • 低スプレッドの大口顧客増加により、マークアップによるリテール収益が縮小

    第2四半期のリテール取引高はわずか7.4%の減少にも関わらずリテール収益は16.7%減少し、約7,790万ドル。
    加速する収益の減少は、FXCM社が取引で受け取るマークアップレベルの10%減少によってもたらされた。このマークアップの減少は、リテール取引収益全体に影響し、全リテール取引収益に対するマークアップ収益の割合は79%から71%へ下落。
    リクイディティプロバイダーからの注文フローに対する支払いやCFD収益などのその他収益は、収益成長における重要度をさらに増している。

    このマークアップ減少について尋ねると、FXCM社のCorporate CommunicationsのバイスプレジデントであるJaclyn Klein氏はカンファレンスコールで「当四半期の顧客口座は、狭いスプレッドを受ける大口顧客の割合が増えていき、これがリテール収益減少を導きました。」と述べた。

    オーストラリアでディーリングデスクサービスを再ローンチ、世界規模での展開も計画

    同社の説明によると、下記のコメントが付け加えられた:

    「当社は小口リテール顧客にディーリングデスクサービスもしくはプリンシパルモデルを提供開始する意向です。プリンシパルモデルにおける当社の収益源は、以下の通りです。(i)当社がヘッジを選択した取引の仕入れ値ビッド/オファースプレッドとリテールに提供するビッド/オファースプレッドの差(ii)互いに相殺される当社顧客の取引におけるリテールビッド/オファーの総スプレッド(iii)当社が顧客取引をヘッジしなかった場合の純損益」

    私達が、この新しいディーリングデスクサービスがどのように機能し、ワールドワイド展開をするのか否かについて伺うと、Jaclyn Klein氏は、FXCM社は現在ディーリングデスクオプションも提供しており、数週間以内に世界的に提供する予定である事を明らかにしてくれた。
    また、FXCM社が顧客の事前同意なしに、執行タイプをNDDからディーリングデスクへ切り替える事は決してないという事を明確にする事が重要であると言った。

    Jaclyn氏は、「ディーリングデスクオプションはFXCMオーストラリアのウェブサイトwww.forextrading.com.auにて既に公開されています。FXCMは以前から全ての取引においてNDD執行が適切な執行方法であると確信してきましたが、質の高いカスタマーサービスや完全にカスタマイズ出来る取引経験も同時に重要であると思っています。
    当社は出来るだけ多くの選択肢を提供する事を約束し、この新しいディーリングデスク執行サービスはお客様にとって、取引戦略のカスタマイズに活用出来る新たなオプションとなるでしょう。」と加えた。
    オーストラリアのウェブサイトでは、ディーリングデスク方式とNDD方式の違いについて詳細が述べられている)

    FXCM社のディーリングデスクサービスの背景にある論理的根拠は、さらに狭いスプレッドを顧客に提供する事だ。オーストラリアのウェブサイトに掲載されている内容によると、取引は今まで通りマーケットプライスで実行され価格の再提示がない。
    興味深い事に、FXCM社はウェブサイト上でディーリングデスクのプライスを鞘取り等に悪用しようとする顧客を発見した場合には、NDD方式に切り替えるとはっきり述べている。

    7月実績をまとめたスライドでは、「FXCM社は狭いスプレッドが新規顧客獲得に重要であり、当社の狭いスプレッド、当社の優位性をもたらすプリンシパルモデル、規模、財務力、プラットフォーム、カスタマーサービスが、これら大多数の小口口座獲得を可能にした。」と記載されていた。

    ブローカー紹介料、2011年第2四半期比で13.7%減少

    FXCM社の紹介ブローカーへの支払額にも減少が見られた。当ビジネスの下落はアジアで施行された規制変更が起因し、アジア地域の手数料の下落は第1四半期から引き続き加速している。

    7月実績

    第2四半期報告書に加え、FXCM社は7月の実績についても公開した。DARTs(収益を伴う取引の日次平均件数)は、2011年第3四半期をピークに3四半期連続で下落している。

    7月の数値が第2四半期数値を下回っている為、このトレンドは続くだろう。また、合計稼働口座数や顧客残高は確実に増加しているにも関わらず、リテール取引高の増加には繋がらなかった。

    ポジティブな面では、FXCM社の法人ビジネスは昨年より堅調で、7月の取引高600億ドルは2011年第4四半期の1430億ドルの四半期最高値を十分更新できるところまで来ている事を示す。

    第2四半期に行われたLucid Markets社の買収は、当四半期収益を390万ドル増加させた。もし、Lucid Markets社が当四半期の始めからFXCM社の傘下にいたとしたら、収益は2400万ドル、純利益は420万ドル(0.06ドル/一株)増加していたと想定できる。

    同社は、M&Aディールを実行し続け、法人ビジネスをさらに成長させ続けると述べた。

    この記事の原文はこちら(Original article by Ron Finberg at forexmagnates.com)

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