FXCMジャパン社に対する行政処分内容決定:『業務改善命令』

by Forex Magnates at 3 July, 2012 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 国内総合

先月、FXCMジャパン証券株式会社に対する検査の結果、『システムの管理・運用に重大な問題あり』『顧客対応が杜撰な状況』『必要証拠金の不足額を顧客に預託させずに取引を継続させた』等の法令違反行為が認められ、行政処分の勧告が出された。

大手ブローカーという点だけではなく、外資系日本ブローカーという観点からも、多くの注目を集める中、本日その行政処分内容が関東財務局より発表された。
処分内容は、『業務改善命令』で業務停止は免れる結果となった。

日本の大手ブローカーの行政処分と言えば、2年程前の外為どっとコム社が思い出される。
日本最大規模のブローカーに下された1ヵ月の業務停止命令と業務改善命令は、業界全体を激震させた。
その外為どっとコム社だが、ちょうど昨日、同社の業務改善命令に含まれていた「実施状況の3ヵ月毎の報告義務」が約2年弱の期間を経て解除された事を発表した。

また、同社は国内FX業界における「口座数」「預かり資産」の2部門で7年連続首位を貫く記録を達成した事で有名だが、これに続き、先日「世界一口座数が多いFX会社」(2011年6月30日時点332,180口座をもって認定)としてギネス世界記録™に認定され新たな肩書きを手に入れた。

行政処分は顧客の信頼度や新規顧客獲得等に影響を及ぼす為、経営体制だけではなく企業のマーケティング戦略も今後を大きく左右するだろう。

今回FXCMジャパン証券株式会社に対する業務改善命令の内容は下記の通り。

(1) 今回の行政処分について、責任の所在を明確化すること。
(2) 当社における業務運営の適切性を確保するため、グループ会社から当社への適切な権限付与や、グループ会社と当社との間の責任分掌の明確化を図ること。
(3) その上で、当社としての経営管理態勢、法令等遵守態勢、内部管理態勢(特に、投資者保護の観点での顧客対応)及びシステムリスク管理態勢の充実・強化に向けた改善策に取り組むこと。また、外部の専門家の監査等を実施することにより、当社の業務運営態勢を検証し、実効性のある改善策を実行すること。
(4) 上記(3)の改善策を実行するまでの間、既存の業務運営態勢の徹底等、当面の対応策を確実に継続・実施すること。また、この当面の対応策については、必要に応じて見直しを図りつつ実施すること。
(5) 本件処分の原因となったスリッページに係る不当な取引等の不適切行為について、顧客に対し十分に説明し、事故による損失の補てんその他の適切な対応を行うこと。
(6) 業務運営の各局面において、顧客間の公平を損なう取扱いが行われていないか、また、顧客への説明内容と実態に乖離が生じていないかを検証し、必要に応じて改善を図ること。
(7) 上記(1)~(6)について、その対応・実施状況を平成24年8月3日までに書面で報告すること。また、(2)~(6)については、その対応・実施状況を、当分の間、3 か月ごとに書面で報告すること。

FXCMジャパン証券株式会社のリリース内容『弊社に対する関東財務局の業務改善命令について』

関東財務局の通知内容『FXCMジャパン証券株式会社に対する行政処分について』

この記事はWESTERN Incのオリジナル記事で、英語での原文はございません。

フォレックス・マグネイト最新の四半期リテールFX市場調査報告書日本語版のご購入はこちら

フォレックス・マグネイト日本版公式facebookページはこちら





コメントはまだありません.