FX取引高減少はビジネスチャンスとなるか

by Forex Magnates at 3 April, 2012 カテゴリ: 世界FX取引業者動向

最近の新聞や出版物は、FXの取引量減少の話題で持ち切りである。事実、ゲインキャピタル社やICAP社等多くのブローカーは、昨年の第4四半期から始まり今年の第1四半期まで取引高の大幅な減少が続いた。
多くの出版社はこの2-3年におけるFX市場の成長を楽観視していたが、今は1-2四半期で取引高が減少する傾向にあるという考えになっているようだ。

上記の見解は部分的には当たっているかもしれないが、これはトップブローカー達にのみ懸念される事である。
この市場は、次第に分裂してきており、ことわざを言い換えて表すとしたら『ブローカーは皆平等に造られているとは限らない』である。

私達の最新のリテール市場調査によると上位15ブローカーの取引高は大幅に減少(10%以上)しているが、この減少を補うように小規模ブローカーが取引高を伸ばしている。これにより2012年第1四半期の取引高は総合的にわずか1.5%しか減少していない結果となった。

法人市場では、ICAP社とロイター社の取引高が大幅に下降する一方、HotSpot社は成長を続け市場シェア拡大を続けている。

私達の結論としては、まだまだ小規模ブローカーには成長する余地があり、恐ら特有なくニッチ分野に焦点を当てる事で、大手ブローカーよりも優位に立てる可能性があるという事である。

悲観的な予測が飛び交う中、Integral社CEOのHarpal Sandhu氏はFX市場を前向きに捉える興味深い記事を発表した。

「FX市場は十分に成長し、企業競争は熾烈になっており、どの分野にも対応する万能なFXは終わりに近づいている。
この先、さらに多くの異なるビジネスモデル、リクイディティソース、リスク管理方法、FX取引所が現れ、現在よりもさらに大きな市場に全てが共存するだろう。
市場が成熟すると、それまで業界をけん引してきた保守派企業は、厳しい再編成を余儀なく行うか、単純に業界を去る事になるかのどちらかである。
航空業界を見てみると、1970年代、航空事業はわずかしかなかったが、現在ではアメリカに70以上もの航空会社が存在する。保守派の航空会社の中でもユナイテッド航空やアメリカン航空等の数社は、ビジネスモデルを劇的に変えた事が生き残りの鍵となった。一方TWAやPan Am等は終止符を打った。1970年代以降、搭乗客数が3倍になっている事が最も重要な点である。これは私が先ほど述べたような明るい兆候を示している。」

彼はFX市場に対し非常に明るい見通しを持っており、『FXの日次取引高は少ない日で4兆ドル』になると信じている。私も同感である。

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Original article by Michael Greenberg at forexmagnates.com

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