Swissquote社の2011年実績報告:純利益48.5%上昇、第4四半期のFX取引量減少

by Forex Magnates at 24 February, 2012 カテゴリ: 世界FX取引業者動向

2011年11月、Swissquote社は継続的に健全な成長を見せた。Swissquote社はACM社と業務上、帳簿上完全に合併し、期待通り成長に拍車を掛けている。
同社のeForexの数値は全てのパラメーターにおいて増加しており、Swissquoteの1カ月の取引高は7.3%増の365.3億スイスフランであったが、ドルの下落により415.4億ドル相当である。
eForexの資産は1億3,040万スイスフランになり、顧客口座数は5.7%増加し、2011年9月末時点で10,464口座であった。

2011年報告内容:

金融危機と厳しい経済情勢にも関わらず、Swissquoteの2011年合計純収入は22.7%増の1億2,849万スイスフランであった。経費は25.1%増の8,840万スイスフランとなり、純利益は48.5%増え3,140万スイスフランであった。
口座数は9%増の187,497口座。合計カストディ資産額は6.1%減で75億スイスフラン。2012年は収益、顧客数共に約10%の増加率を狙っている。

顕著な成長を見せる取引

それぞれ異なる分野であるが3つ全てのセグメントにて増加が著しく、合計純収入の1億2840万スイスフランに寄与した。
手数料やコミッション収入はわずかではあるが2.4%増加し、6,470万スイスフラン(6,310万スイスフラン)であった。
第2、第4四半期は顧客の一部が不安感を持ち、年間一顧客当たり11取引にしか至らず取引量の下落に繋がった。それに比べ第1、第3四半期は年間1顧客辺りの取引数は16取引であった。
この通貨危機とSwissquoteの慎重な投資戦略により、2011年の利息事業は困難な状況にあったが、それにもかかわらず純利息収入は1,610万スイスフラン(1,250万スイスフラン)で前年と比べ28.4%増加した。
取引業務(eForex)の並はずれた成長は、2010年にSwissquote銀行に完全買収されたACMに特に起因している。
米ドルがドルスイスフランの強い圧力に直面していたにもかかわらず、取引実績は64.5%上昇し4,770万スイスフラン(2,900万スイスフラン)であった。
eForexの取引高は4,149億スイスフラン(1,854億スイスフラン)に達し前年比123.8%増である。

純利益の急伸‐堅実なバランスシート

1億2840万スイスフランの収益と8,840万スイスフランの経費の結果、営業利益は4,000万スイスフラン(3,390万スイスフラン)で昨年より17.9%増加した。
経費の25.1%増加には35.5%増の人件費やACM買収に関わる経費3,970万スイスフランが主に起因している。
その他の経費は3,380万スイスフランで16.2%増加した。eForexの事業の目覚ましい成長が経費を押し上げた。
広告費は、16.2%増加し3,380万スイスフラン、純利益は48.5%増の3,140万スイスフラン(2,120万スイスフラン)。
2011年の営業利益率は31.2%(32.4%)、純利益率は24.5%(20.2%)に達した。

貸借対照表合計は、10.6%増で25.85億スイスフラン、総資本は15.4%増の2億2,970万スイスフラン(1億9900万スイスフラン)であった。
自己資本比率(Tier1)は21.7%と堅実である。

顕著な口座数増加、カストディ資産のわずかな減少

2011年、全口座数は前年比9%増の187,497口座であった。
内訳は、取引口座が158,516(6.8%増)、預金口座が17,576(23.4%増)、eForex口座が10,766(19.4%)、ePrivateバンキング口座が639(89.1%増)。
収益と同様に、口座数も第2・第3四半期より第1・第3四半期に非常に力強い成長を見せた。
カストディ資産は2010年の80.29億スイスフランから6.1%減少し75.36億スイスフランであった。この減少は為替に関連した資産価値の下落を示している。
2011年末時点で、取引口座には69.41億スイスフラン、預金口座には4億5,080万スイスフラン、eForex口座には1億2,250万スイスフラン、ePrivateバンキング口座には2,180万スイスフラン保有している。
収益と口座数が平行して成長する一方、ニューマネーは第2・第4四半期に偏って減少した。2011年全体を通し、ニューマネーは前年比37.3%減で9億2,610万スイスフラン(14.77億スイスフラン)であるが、これは予算通りである。

2012年も堅固な成長を目指す

市場状況が変わらない事を想定しつつ、Swissquoteは2012年は収益、顧客数共に約10%の増加を見込んでいる。ニューマネーは約10億スイスフランに達すると予測。

完全自動化されたプライベートアセットマネージメントを可能にしたePrivateバンキングは2011年に開始され、現在600人以上の投資家に使用されている。2012年にはさらに新機能が利用可能となる予定。

Basellandschaftliche Kantonalbank(BLKB)との共同事業の下、2011年6月に開始されたスイス市場で最も魅力的な条件でのオンラインローンを提供する新サービスは好スタートを切り、2012年には大幅な成長が期待されている。

銀行サービスの分野におけるSwiss Lifeとの戦略的提携は良いスタートを切り、2012年1月1日時点で預金口座、定期預金口座、ファンド口座合わせて約13,000口座となった。カストディ資産の4億スイスフランはSwissquoteに資金移動された。

Swissquote銀行はSwiss Lifeの預金・投資商品の精算やマネージメントに対する責任を負い、ゆくゆくはSwiss Lifeと協力して、主に年金顧客向けの商品やオンラインサービスの開発を進める。

株主への利益分配

取締役会は、配当金(2010年:1株当たり0.6スイスフラン)の代わりに、2012年5月8日のSwissquote Group Holding AGの年次総会が資本準備金から1株当たり1.04スイスフランの払い戻し(源泉徴収税を免除)を提案している。

この記事の原文はこちら
Original article by Michael Greenberg at forexmagnates.com

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