Currensee社200万ドル調達で、合計約1,900万ドルへ

by Forex Magnates at 19 February, 2012 カテゴリ: FX取引サービス

これはあまり注目を集めていなかったが、Mass High TechがCurrensee社による最新のSEC申請を公開した。

Currensee社はこの1年以内に400万ドルを調達したにも関わらず、シリーズCラウンドを完了させる為にさらに200万ドルの資金を調達した。
これによるCurrensee社の合計調達資金は1,880万ドルという驚くべき数字になったが、これは良い兆候とは言えない。
アルパリ社は20,000ドル、FXCM社でも最大200,000ドルという投資資金でスタートしているこの市場では、2,000万ドル規模の投資は聞いたことが無い。
Currensee社はブローカーではないが、実際自社の顧客(同社のソーシャルネットワークは高度なIBとなる)に対しスプレッドを狭くしている。しかしこのビジネスモデルは上手く機能していないようである。

同社が直面している大きな問題の一つは、広告費ではFXブローカーに勝てない中、リテール顧客を流入させる事である。
実際投資家の呼び込みに成功したとしても、そこからの収益アップの方法は非常に限られる。Currensee社が収益を出すには(既存口座はCurrensee社への手数料が発生しないので)、顧客は提携ブローカーで新規口座開設の必要がある。
Currensee社がブローカーにスプレッドを狭くするよう頼んだとしても、スプレッドに比例するリベートはさらに低くなる一方である。
これらの点を考慮して、Currensee社は長い時間をかけてビジネスモデルを変え、現在はサービス手数料の2%とトレードリーダーをフォーローする顧客から成功報酬として20%を課金する体制をとっている。

個人的な意見としてCurrensee社は全く異なるリテールと法人投資家の両方を獲得しようと一石二鳥を狙っている。
リテール向けサービスは非常に単純で魅力的だが、上記で述べたように売り込みに困難を極める。
この2%・20%モデルでの法人向けサービスは、法人投資家にとってはありふれているものであり、アセットクラスとしてスポットFXが選ばれるまでまだ時間がかかり、ヘッジファンドに売り出すのは恐らくかなり難しいだろう。

しかしCurrensee社だけが苦戦しているわけではない。
2009年以降、多くのソーシャルネットワークが出現したが、実際にそれらの期待通りにマーケットを先導したり変革を起こせるものはなかった。
2010年12月、私はソーシャルトレーディング技術拡大がFXマーケットをより良い方向へ変えていく事を願い、 “Forex social network – not just a buzzword anymore(単なる流行語ではなくなったFXソーシャルネットワーク)”という記事を書いた。
残念ながらまだその時期は到来していない。

この記事の原文はこちら
Original article by Michael Greenberg at forexmagnates.com

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