CFTCコミッショナー、2011年実績報告と2013年度予算案に異論

by Forex Magnates at 15 February, 2012 カテゴリ: 各国FX規制関連

CFTCは明らかに思っている程一様ではないようだ。
コミッショナーのJill E. Sommers氏Scott D. O’Malia氏は、CFTCの2011年度実績報告書で報告されている内容で、達成されるべきであった目標が多く存在している中ドッド・フランク法に焦点を当てたという内容について異議を唱えている。
CFTCは実際、2011年の大部分でドッド・フランク法に執着していて、これは規制上の判断よりむしろ政治的判断であった可能性がある。

O’Malia氏(長期にわたる反体制派でCFTC内でわずかに存在する思慮分別のある人物の内の一人であるだろう。)はまた、2013年度の予算案でCFTCが現在の経済状況において1億300万ドルの追加コストでの43%の職員増員が非現実的であると述べた事についても異議を申し立てていた。

2011年年間実績報告書は本文全体こちら

私達は、2011年度年間実績報告書(以下「報告書」)に賛成致しかねます。
実績基準目標に反対しているわけではなく、資金や優先事項が危機的な先物市場監視やドッド・フランク法に焦点を当てた規制執行の見直しにより取り下げられた事実を主張しなければなりません。
この文書では、他の重要な目標や優先事項に関する費用よりもドッド・フランク法の規則制定が最優先事項である事を明確に記す声明を述べています。
私達はCFTCが予算の再調整を行い、既に期待や目標を上回っている領域から、決定的に資金不足である分野、特に市場監視局とデータ・テクノロジー部門へと焦点を移す事を望みます。

報告書ではドッド・フランク法規則制定に関して「全ての規制において、CFTCは慎重かつ調和のとれた取り組みを行い、時間的な問題に左右される事はない。」と主張しているにも関わらず、
1.予算と人材配置の優先順位はこの文書で具体化されたが、2012年度支出計画(連邦議会に別々に提出される予定)には明確にそうではないと示しています。

間違いなく、ドッド・フランク法規制制定はCFTCにとって最優先事項として扱われてきて、その結果CFTCは表明した優先課題の43%を達成できていません。
達成されなかった最も重要な目標のいくつかは、テクノロジーや市場監視局によって行われる先物市場での重要規制執行監視の分野です。
例えば、CFTCは自動監視警戒態勢を実装するというGoal1.1.1.2の70%しか達成する事が出来ませんでした。
2.Goal 1.1.1.3はわずか20%しか達成しておらず、提案した自動取引違反アラート5つ中、一つしか開発に至っていません。
3.Goals 1.1.2.1と1.1.3.1はどちらもデータ整合性を向上するフォームの自動化と市場データを再入力する人員要件を削減し自動化にする事を目標としていますが、どちらも達成率は50%です。
4.特に自動監視を使ったテクノロジーは、最低限の職員数でCFTCの監督範囲を拡大する事が出来る最大の機会を与えます。取引量が急速に増加する中、CFTCはテクノロジーを駆使するか、先物、オプション、スワップ市場を効率的に監視する事が出来ないリスクを認識しなければなりません。

MFグローバル破綻を踏まえ、CFTCはシステムとオペレーション両方のリスクに関して先物市場を引き続き警戒しなければなりません。
残念ながら、リソースはドッド・フランク法に関連する規則制定に向けられ、これらの市場を適切に監視するCFTCの人員は削減されました。
特に注目し懸念するべき2つの方策は1.2.1.1と1.2.1.2である。この2つは主要指定取引市場(DCM)(1.2.1.1)と非主要DCM(1.2.1.2)のコア原則を再検討する本質的規則の実施に焦点を当てています。
これらについてCFTCは自ら優先順位が高いものと定めましたが、それぞれ40%、20%しか達成していません。
5.報告書では「主要取引所が年に一回の監査を受けなければ、国民にや取引所で現在コア原則を順守している監査人らにに安全性を保証する事が困難になる。」と述べられています。
6.報告書は、CME、CBT、ICE Futures U.Sの3つの主要取引所が監査を受けていないと記しています。
また、報告書は「2012年度内でドッド・フランク法規則制定を完了すると決定しているので、各局や各課は同様な課題や予算・人材の制約が長引く環境を予想できる。」と述べ、Goal1.2.1.1の40%の達成率を正当化しています。
7.Goal 1.3.1.1については、報告書は「非主要取引所が持っているシステムリスクは、主要取引所と同様なものではなく、少なくても2-3年に1回の監査を実施しないと重大な結果をもたらす。」と述べています。
8.しかし報告書は「人材不足により、2011年度内でこれらの監査は一つも完了していない。」とも説明しています。

この記事の原文はこちら
Original article by Michael Greenberg at forexmagnates.com

フォレックス・マグネイト2011年第3四半期リテールFX市場調査報告書日本語版(全62ページ)を
特別価格でご購入頂けます。





コメントはまだありません.