FX業界に打撃-NFAが会費を大幅値上げ

by Forex Magnates at 29 November, 2011 カテゴリ: 各国FX規制関連

米国先物取引協会(以下「NFA」)は、思いもよならない驚くべき事を実行している。事実、基本的に必要条件や会員費については実施したい事は何でも行ってきているので、NFAは監督機関としてではなく会員の支配株主として行動しているようである。
NFAはどういうわけか会員費を現在までの定額制をやめ、FX業者の純収入の約2%にも値する金額まで大幅に引き上げ、会費収入の増加を図っている。
私が知っている限りでは、NFAは、全会員に対して同額を課金せずに取引高もしくは収入に応じた割合で課金する唯一のFX監督機関である。

なぜNFAはそこまで資金が必要なのかという疑問が挙がる。大手業者が収入を伸ばす傍ら、米国内での積極的な業者合併によってNFAの会員が減少したせいかのか?

もしくはNFA自体が昨年会員に対して数多くの規制や報告義務を設けた事で、これらに付随する業務に対処しきれなくなったからなのだろうか?

NFAの意思決定構造全体に透明性がなく、どのようにしてこれらの決定が下されたのか不明である。
大手FX業者のCEO達は、NFAのいくつかの委員会で様々な役職についているが、今回のような決定の際に彼らが実際どのような権力や影響力をもっているのかは謎である。

大抵、大手業者がこのようなおかしな要項の背後には、小規模な競合他社を追い出そうとしている大手業者がついていると言われてきた。

    会員通知 I-11-21
    2011年11月28日
    FXに関わる会費らなびに納付金に関するNFA規則1301・1302の改正施行日と解釈上の説明

    米国商品先物取引委員会(CFTC)は、NFA規則1301と1302の改正案とこれに関わる解釈上の説明を承認した。
    外国為替会員(以下「FDM会員」)とnon-FDM会員に適用されている現行の会費ならびに納付金の体制を変更するこの改正案は2012年2月1日に施行される。
    変更内容の概要については下記の通り:

    • non-FDM NFA会員(外国為替業者として指定されているIB、CPO、CTA)の年会費を750ドルから2,500ドルに引き上げる。
    • NFAはFDM会員にNFAのFORTRESS(Forex Transaction Reporting Execution Surveillance System)を通し処理された全ての注文1件に対し、0.002ドルの手数料を課す。
    • NFAはFDM会員に各新規取引(ロールオーバーしていない)の想定元本に対して課していた0.0002%の手数料を廃止する。
    • NFAがDSRO(指定自主規制機関)でない場合、FDM会員の年会費は13,500ドルから25,000ドルに引き上げられる。
    • NFAがDSROの場合、FDM会員の年会費は下記表の通り、前年のFDM会員の総収入(最新の財務諸表に基づく)に応じて段階的に課金される。
    FDM会員の年間純収入 会費
    $5,000,000以下 $125,000
    $5,000,000 - $10,000,000 $250,000
    $10,000,000 - $25,000,000 $500,000
    $25,000,000 - $50,000,000 $750,000
    $50,000,000以上 $1,000,000

     

    会費及び納付金の新体制の適用について

    既存FDM会員
    新しく導入された会費及び納付金体制の適用は、各FDM会員の年間更新日によって決まる。
    FDM会員の更新日が2012年2月1日以降の場合、NFAは更新日の30日前までに次年度分の新会費総額を請求し、次年度の間で四半期に分割して支払うものとする。
    例えば、純収入が15,000,000ドルで更新日が2012年4月1日のFDM会員の場合、2012年4月1日から2013年3月31日の年会費は500,000ドルとなる。
    NFAは2012年4月1日の30日前までに500,000ドルの請求書をFDM会員に送り、FDM会員は会費全額を一括で支払うか、2012年4月1日、2012年10月1日、2013年1月1日の4回に分けて125,000ドルづつ支払うか選択できる。

    2012年2月1日にこの改正が施行される為、NFAは現在のFDM会員に対し、2012年2月1日から次回の会員更新日まで新しい会費体制を適用する。
    すなわち、更新日が2012年2月1日以降であるFDM会員には、今期の残月数に応じた会員費を追加請求する。
    既に支払いが済んでいる今期分の会費の一部は、2012年2月1日から次期更新日までの分として看做され、NFAの追加会費の請求書からはこの金額が差し引かれる。

    下記に例を挙げる:

    • 純収入が62,000,000ドルで更新日が2012年9月1日であるFDM会員の場合、7か月分の新会費から前回の更新日2011年9月に支払われた年会費の7カ月分を差し引いた金額が請求される。
      つまり、新会費(このFDM会員の場合年間1,000,000ドル)の7カ月分の金額583,333ドルから、既に今期分の年会費として支払われた125,000ドルの7か月分に値する72,916ドルを差し引いた510,417ドルを追加で支払う事となる。
    • 純収入が35,000,000ドルで更新日が2012年7月1日であるFDM会員の場合、5か月分の新会費から前回の更新日2011年7月に支払われた年会費の5カ月分を差し引いた金額が請求される。
      つまり、新会費(このFDM会員の場合年間750,000ドル)の5カ月分の金額312,500ドルから、既に今期分の年会費として支払われた125,000ドルの5か月分に値する52,083ドルを差し引いた260,417ドルを追加で支払う事となる。
    • 純収入が4,000,000ドルで更新日が2012年5月1日であるFDM会員の場合、3か月分の新会費から前回の更新日2011年5月に支払われた年会費の3カ月分を差し引いた金額が請求される。
      つまり、新会費(このFDM会員の場合年間125,000ドル)の3カ月分の金額31,250ドルから、既に今期分の年会費として支払われた100,000ドルの3か月分に値する25,000ドルを差し引いた6,250ドルを追加で支払う事となる。
    • 遅くても2012年2月1日の30日前までに、NFAは現在のFDM会員に対し、追加の今期年会費を請求するものとし、これらは2012年2月1日までに支払われなければならない。
      FDM会員は2012年1月31日以降に行われた新規外国為替証拠金取引(ロールオーバーをしていない)について、各取引の想定元本に対する0.0002%の手数料を支払う必要がなくなる。
      しかし、FDM会員はNFAのFORTRESS(Forex Transaction Reporting Execution Surveillance System)を通し処理された全ての注文1件に対し、0.002ドルの手数料が課金される。
      2012年2月1日より、NFAはFORTRESSを通し処理された注文数を各FDM毎に算出し、月ベースで会員に請求する。

    2012年2月1日以降の新FDM会員
    2012年2月1日以降FDM会員となったものは、初期会費として125,000ドルを支払うこととする。
    他のカテゴリで登録されている既存会員が2012年2月1日以降FDM会員になる場合は、125,000ドルから既に支払われた今期分の会員費を差し引いた金額が課金される。
    次年度からは、上記に記載されている最新の財務諸表に基づいた年間純収入に応じた会員費が請求される。

    IB、CPO、CTA等の認可されたnon-FDM会員
    FDM会員と同様に、新会費体制の適用は、IB、CPO、CTAの年間会員更新日によって決まる。
    業者の更新日が2012年2月1日以降である場合、NFAは更新日の30日前までに次年度分の新会費総額を請求し、更新日までに全額を支払われなければならばい。
    2012年2月1日にこの改正が施行される為、NFAは既存のIB、CPO、CTAに対し2012年2月1日から各業者の次回の更新日まで新しい会費体制を適用する。
    すなわち、更新日が2012年2月1日以降である業者には、今期の残月数に応じた会員費を追加請求する。
    既に支払いが済んでいる今期分の会費の一部は、2012年2月1日から次期更新日までの分として看做され、NFAの追加会費の請求書からはこの金額が差し引かれる。

    例えば、IB、CPO、CTAの次回の更新日が2012年7月1日である場合、5か月分の新会費から前回の更新日2011年7月に支払われた年会費の5カ月分を差し引いた金額が請求される。
    つまり、IB、CPO、CTAは、新会費(このFDM会員の場合年間2,500ドル)の5カ月分の金額1,042ドルから、既に現会員年の年会費として支払われた750ドルの5か月分に値する312ドルを差し引いた730ドルを追加会員費として支払う事となる。

    遅くても2012年2月1日の30日前までに、NFAは現在認可しているFXのIB、CPO、CTAに、今期分の追加会費の請求を行う予定であり、これらの支払い期日は2012年2月1日である。

この記事の原文はこちら
Original article by Michael Greenberg at forexmagnates.com





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