フィリピン中央銀行、ペソの投機を抑制

by Forex Magnates at 4 November, 2011 カテゴリ: 各国FX規制関連

フィリピン中央銀行は金曜日、ノンデリバラブルフォワード取引(以下「NDF」)のポジションへ銀行の資金供給が増加していると述べ、外国為替市場でボラティリティーを高める投機を対処する動きを示した。

当局らは、正当なヘッジニーズを有するグループであった事は認めているが、オフショアのドル建て金融商品の増加する取引高が通貨投機に使用されるのではないかと懸念を示した。

フィリピン中央銀行(以下「BSP」)は声明で、新規制は2012年1月1日に施行され、現在の10%から15%の自己資本比率に相当する高いリスクウェイトをNDFに課すと発表。

BSPは「金融政策理事会(Monetary Board)による最新の動きは、投機目的でNDFを行う人々に示唆する先制策である。」と述べている。

BSP総裁のAmando Tetangcoは同じく声明の中で、「投機家は、短期金融資産としてNDFに魅力を感じている事は認識しており、先を見越した慎重な施策を整備する必要がある。」と述べた。

今年初めのNDFの取引量の増加は、投資家が新興成長市場でより高い利回りを探しに先進経済を離れた事で、強い資金流入があった事が一部起因していた。

各銀行は今年初め、自発的にNDFのオープンポジションを制限する事に合意したが、Tetangcoは、NDF市場での動きがシステム全体のリスクを高めていない事をより確実にする為に監査機関が動かなければならないと言った。

一部の地元銀行員達曰く、BSPは当初、銀行に対しNDFの取引量を20%減、その後50%まで減らす様に要求していたという。

BSPのデータでは、NDFの取引量の上昇を示したが、完全なる先物取引は減少し、ただヘッジする為のNDF取引が多く存在するという見解を強調している。

またBSPの声明は、「マーケットのトレンドは、ヨーロッパ、米国で進行中の厳しいマクロ経済状況に対しまだ弱いので、NDFのエクスポージャーはマーケットのボラティリティーにより高められたマーケットリスクをもたらす。」と述べている。

5月、BSPは銀行や信用会社に対し、NDF取引高をよりモニタリングする為に、週間報告書の代わりにNDF取引の日別報告書を提出するよう命じた。

「取引から生じる利益や損失はカウンターパーティー間の問題である。
しかし、これらの利益や損失はマーケットのボラティリティー、FXの損失を手じまいする難しさ、そして銀行やその他機関の安全性や健全性にでさえも結びつく。これらは間違いなく社会政策や規制制度の問題点である。」とTetangcoは述べた。

ヨーロッパの債務危機を解決するための待望の包括策が発表された後、金曜日ペソは対ドルで7週ぶりの高値を記録した。

中央銀行はまた、ペソのボラティリティーを抑えるために現在の外国為替体制を自由化にするさらなる対策の迅速な実行が期待されている。

フィリピンは資本市場が発展し、取引が電子化しつつある。フィリピン証券取引所は業者と投資家の両方に対し、積極的にオンライン取引の普及を促進している。
2010年、投資家のオンライン口座数は28,261から25.8%増加し、35,559口座である。オンライン取引は2010年の株式市場での総取引数の16.3%を占める。

オンラインFX取引はまだ公になっていない面もあるが、インドネシアのMillenium社のようなブローカーは、地元のIB達と共に存在感を示している。株のオンライン取引は増加し、FXとCFDのオンライン取引も今後増加するだろう。

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Original article by Adil Siddiqui at forexmagnates.com





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